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玄関に謎の記号?!空き巣の「マーキング」かもしれません
「マーキング」といえば、動物が排泄物などで匂いをつけて縄張りを主張する行動を指しますが、実は人間の世界でも行われています。
空き巣や訪問販売員が家の玄関付近に記号や印を残す行為もまた「マーキング」と呼ばれているのです。
空き巣の多くは、家を下調べしてから犯罪行為に及びます。その際、住人の人数や特徴、留守になる時間帯などを暗号化してマーキングするのです。マーキングは玄関付近の郵便ポスト、表札、ガス・電気メーターなどに目立たないように書かれることが多いようです。
この記事では、空き巣の暗号の実例とマーキングされたときの対処法をご紹介します。
よくあるマーキングの実例
- M:男性
- W:女性
- S:一人暮らし/独身
- F:ファミリー
- R:留守
- 学:学生
- 赤/あ:赤ちゃんがいる
- 空:空き家
- ◯:入りやすい、契約できた
- ✖️:入れない、無理だった
- △:可能性あり、あとひと押し
- SS:土日休み
- シール:金色は金持ち、黒色は侵入が厳しい、白色は侵入可能など
上記を組み合わせると
- 20SW8-20:20代独身女性 8時出勤、20時帰宅
- 30F4あ:30代4人家族赤ちゃんがいる
のようになります。
知らないうちに家族の個人情報や毎日の行動が把握されていると思うと、ゾッとしてしまいますね。数字やアルファベットの意味不明の記号なので、工事関係の印か落書きかと見過ごしてしまいがちなので、まずはマーキングに気づくことが大切です。マーキングが空き巣の前兆だと知っているだけで防犯意識の強化につながります。
マーキングを見つけたら、どう行動すればいい?
ご自宅でマーキングらしきもの発見したからと言って、空き巣に狙われているとは限りません。それでも、注意は必要です。まずはマーキングを写真に撮ってから、きれいに消しましょう。念のため、家や敷地に異常がないかを調べて、最寄りの交番や警察に報告しておくといいでしょう。

マーキング以外の空き巣の手口
空き巣の犯行準備の手口はマーキング以外にもあります。玄関ドアの隙間に紙のチラシや名刺、小冊子などを発見したら、空き巣が下調べのために置いたものかもしれません。これは、誰かがドアを開けたかどうか、つまり在宅か不在かを判断するための仕掛けです。
その他、空き巣は住人が在宅かどうか、防犯意識が高いかどうかを見分けるために次のような手口を使うことがあります。
- 植木鉢を移動させる
- ドアの前に石を置く
住人の防犯意識が高いことがわかれば、空き巣被害にあうリスクは格段に低くなります。万が一に備えて、日頃から注意しておきましょう。
空き巣から身を守る方法や、侵入された場合の行動については、以下の記事で紹介しています。
出典: do it yourself, verband-wohneigentum, yourself, mercury
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