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Lifehacks

意外と知らない10の理由:睡眠中の脚のピクピクやけいれん

布団に入ると脚がピクピクすることありませんか?ときにはふくらはぎが痙攣(けいれん)したり、足がつることも。こうした症状は寝入りばなに起きることが多いのですが、睡眠中に起きて安眠を妨げることもあります。そんな不快な脚のピクつきやムズムズ、痙攣の原因をご説明します。

pillow

1. 脱水症状

脚の痙攣の最大の原因は水分不足。血中の栄養素の輸送が妨げられるため、筋肉が睡眠中にピクピク動き、栄養不足に対応しているのです。脱水症状になると、他にこんな症状がでることがあります。水分不足が原因だと感じるなら、意識してこまめに水分をとるようにしましょう。

2. マグネシウム欠乏

夜間に脚が強く痙攣したり、足がつるときは、マグネシウム不足かもしれません。マグネシウムが不足すると足の痙攣以外にも、疲れやすくなったり、高血圧、糖尿病、不整脈などの原因になります。海藻や豆、ナッツなどマグネシウムを多く含む食品を摂取するようにしましょう。

Nuts

3. ストレス

ストレスは常にこころや身体に影響を及ぼします。内的な不安や落ち着きのなさが脚の痙攣や不快感につながることもあります。

4. ニコチンやカフェイン

ニコチンやカフェインは、身体を刺激し、血行にも影響を与えます。脚がピクピクする場合は、できるだけコーヒーや紅茶、喫煙を控えましょう。

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5. 睡眠リズムの乱れ

睡眠リズムの乱れは体にとっては大きなストレス。寝る時間を変えた時や、なかなか寝つけないときに痙攣が起きることがよくあります。

6. スポーツ

ストレスを解消して気持ちを落ち着かせるために夕方遅くにスポーツをすると、逆に交感神経が活性化して筋肉が弛緩できなくなるというありがたくない副作用に苦しむことがよくあります。スポーツは午前中か午後早めに行って、寝る前はリラックスして過ごしましょう。

Boston - Charles River Waterfront "Evening Jog"

7. 進化上の理由

眠りにつくときのピクピクする動きは、進化の歴史で説明がつくと考えている研究者もいます。脚の痙攣が寝入りばなに起こりやすいのは、天敵のいる自然の中で眠っていた祖先が、寝る前に何度も安全を確認し、常に警戒していたことの名残ではないかと考えているのです。

8. 潜在意識

心理学者は、眠っているときの痙攣を、目を覚ましている自分と夢を見ている自分との間に起きる内なる葛藤の結果だととらえることがあります。眠りたい人もいれば、その日の出来事で落ち着かない人や眠りたくないと潜在的に考えている人もいるのです。

Exhausted Daddy

9. 妊娠

妊娠中の女性は、夜になると足がピクピクしたり、痙攣したり、ときにはこむら返りが起きることもよくあります。その理由は、マグネシウムや鉄分などの栄養素や水分が不足しているためだと考えられています。

10. レストレスレッグス症候群

夕方や夜間に長時間にわたって脚が落ち着かない(時には日中のリラックスしているときも)場合や、けいれんだけでなく、脚の内部に痛みやムズムズ、チクチク感があり、脚を動かしたくてたまらないようなら、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)が疑われます。こうした症状に悩んでいる方は医師に相談してください。

restless legs syndrome 2

脚の痙攣を予防するヒント:

  • 寝る前にはコーヒー、アルコール、喫煙を控える
  • 決まった時間に就寝する
  • リラックスする
  • 就寝前にストレッチやマッサージをする
  • 弾性ストッキングをはく

プレビュー画像: ©Flickr/L  ©Flickr/Lisa Jacobs