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【注意喚起】寒くなった冬に電子レンジを使うときはこれに気をつけて  実際に起こった事例が身近すぎて背筋が凍った

寒さが厳しい冬は温かい食べ物が美味しい季節。小腹がすいた時のおやつに肉まんやあんまん、焼き芋と言ったこの季節ならではの食べ物が食べたくなります。

アツアツに温めて食べるとおいしいこれらの食べ物ですが、冬の季節は電子レンジを使用して食べ物を温めようとしたことに起因する電子レンジ火災が増加傾向にあるとのこと。

東京消防庁よると、管内で2012年までは平均して年間19件程度だった電子レンジ火災が、2013年以降は平均31件となり今もなお増加傾向にあるとのこと。2017年以降は毎年40件を超えるペースになっています。

電子レンジ火災の発生原因として挙げられるのは、加熱のしすぎや調理不可の包装(冷凍食品でアルミを使った食材で包装したもの)の加熱など、誤った使用方法での発生がメインだそうです。

特に危ないのが過加熱。実際にあった例としてさつまいもを温めようと電子レンジで10分加熱、さらに温めようと5分加熱したところ電子レンジ内の庫内でさつまいもが燃え、電子レンジから煙が発生したというケースがありました。
また、この他にも食品を加熱不可のケースごと加熱したために、電子レンジ内で容器から出火し火災が発生、または最悪の場合として命に関わってしまうケースも発生しています。

このため、東京消防庁では電子レンジ火災に関する実験を実施。実験によって、さつまいもや中華まんなどは電子レンジで5分~12分間加熱すると、爆発的に燃焼することが確認されたのです。
上記2つに限らず、電子レンジで食品を長時間加熱すると水分が蒸発し、炭化が進行して可燃性ガスが発生します。このガスが電子レンジの庫内に充満すると食品の炭化した部分が帯電してスパークを起こし、庫内にたまったガスに引火して爆発的に燃焼すると推定されているとのことです。

東京消防庁が特に注意してほしいと呼びかけているのは下記の表の通り。他食品でも長時間加熱をすると同様に出火の可能性がありますが、一般的には加熱時間が数十分となり電子レンジ調理には現実的ではないため、これらの食品が身近に挙げられるのだそう。

Twitter@wni_jp

実際にツイッターでも、電子レンジでの加熱のしすぎによって、火災になる一歩手前のような肉まんやさつまいもになってしまったという報告が多く見受けられ、その身近さを感じます。

このように身近に起こりうる可能性が高い電子レンジ火災。東京消防庁では、防止方法ともしそうなってしまった場合の対処法を紹介しています。

<電子レンジ火災の予防法>
・サツマイモや肉まんなどは、加熱しすぎないよう説明書などを読み加熱時間を確認
・調理中はその場を離れず、食品の様子を見守る
・電子レンジの周辺には、可燃物を置かないよう普段から心がける
・冷凍食品などは、包装の表記を確認してから加熱

Twitter@wni_jp

<電子レンジ火災に遭ってしまった場合の対処法>
1. 扉を開けずに電源を遮断
2. 扉を閉めたまま、あわてずに庫内の様子を見る
3. 火が消えなければ、扉を閉めたまま、消火器などの消火器具を準備

自分に起こることはない、と思いがちですがちょっとした不注意が原因で起こりうる電子レンジ火災。冬は空気が乾燥し、火災が起こりやすい季節でもあります。くれぐれも注意をして安全に電子レンジを使用するようにしてください。

また、以下の記事では使用する電子レンジのワット数が食品のパッケージに記載されてるワット数と違った場合に加熱時間を計算する方法を紹介していますので、是非ご参考ください。

プレビュー画像:©︎Twitter/Mk4Kazu1225

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