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DIY

アルコール消毒液が売り切れ?そんな時はコレを注ぐだけで家で消毒液を作ることができる

今年の春、大きな問題となったマスク不足。マスクのみならず、アルコール消毒液も売り切れ続出で店頭から姿を消すという事態まで発生してしまいました。しかし必要は発明の母ということわざがある通り、簡易手作りマスクや、手作りエタノール消毒液で難をしのいできました。もし再びアルコール消毒液が姿を消しても心配はご無用。今回は手作り除菌スプレーの作り方をご紹介します。

アルコール消毒の代わりに使えるのがエタノールです。エタノールはエチルアルコールの国際化学命名法での呼び名で、アルコールの一種。その特性は消毒作用で、細菌を殺す働きを持っています。

しかしエタノール100%のものは揮発性が高く、すぐに蒸発してしまい殺菌効果が弱いという弱点があり、エタノールの濃度が80%くらいのものが一番汚れを落とし殺菌効果が高いそう。

この性質を利用して、アルコール消毒液にとって変わる消毒液を作ることができるのです。作り方はこちら。

<エタノール消毒液の作り方>

用意するもの:

– 無水エタノール(水が含まれていないタイプの純粋なエタノール)
– 精製水
– 保存容器(ガラス製またはポリエチレンかポリプロピレン素材の容器)

作り方:

エタノールの濃度が80%になるようにエタノール:精製水が4:1の割合になるように混ぜ合わせたら完成。

注意:

無水エタノールは引火しやすいので火の近くでは作業しないで下さい。

保存容器はエタノールの性質を変えてしまう可能性があるため、上記素材のものにするようにしてください。

また、消毒液を作る場合は無水エタノールとしましたが、エタノールには種類があり薬局でどれを購入していいかわからなかったという経験をした人も少なくないはず。

倉戸みと@3/21マスクフェスさん(@mitragyna)がTwitterに投稿した1枚が大きな反響を集めています。これを見ておけば、エタノールの種類に迷った時に役立ちます。

このエタノールで作った消毒液は除菌だけでなくキッチンの掃除にも使え、電子レンジなど水洗いできない箇所の掃除に活躍するそう。

そして水で薄めていない無水エタノールは水分を含まず、電気を通さないという性質から、電子機器の掃除に利用できるとのこと。綿棒やコットンに無水エタノールを含ませれば、パソコンやスマホなどの除菌が可能です。(ニスの塗ってあるものや、スチロール樹脂製品、皮革製品へ変色のおそれがあるため使用しないようにしてください)

幅広く活用できそうなエタノール。薬局で見かけたら、1本買っておくといいかもしれません。