ヘルスケア
眼精疲労を和らげる3つの対処法
スマホやタブレット、PCなど、現代人は日々目を酷使しています。長時間のPC作業の後、目が疲れたと感じることも多いですよね。また、デジタル機器の長時間使用や日々のストレスもあり、疲れ目だけでなく、夕方になると目が霞んだり、充血、ドライアイといったさまざまな目のトラブルが起こります。
そこで今回は、疲れ目に効く対処法をご紹介します。
疲れ目撃退!おすすめ対処法
・マッサージ
目が疲れると、つい目頭やこめかみを押したマッサージをしたくなります。こめかみには、太陽というツボ、目頭には睛明というツボがあり、ツボをマッサージすると筋肉が緩み、スッキリします。
しかし今回紹介するのは、頭の後頭部のマッサージ。首の両脇のくぼみから上の部分には、目と関わりの深い後頭下筋群(こうとうかきんぐん)という小さな筋肉が集まっています。
この後頭下筋群は、首や頭が目の動きと連動して動くのをコントロールする筋肉で、目を使い過ぎると、ここの筋肉も働き過ぎて硬くなってしまうのです。また後頭下筋群は、後頭骨と頚椎につながるため、眼精疲労に影響する自律神経とも密接です。
\その腰痛、目の疲れからきてるかも/
— ゆみ|体軸コンディショニングスクール (@Taijikucs) September 2, 2021
スマホやPCに集中しすぎていませんか?眼球やまぶた、頭部の動きを微細にコントロールしてくれる【後頭下筋群】が緊張しすぎると、背面の大きな筋肉まで緊張して肩こりや腰痛につながります。背骨をゆるめて不調を予防しよう👍 pic.twitter.com/Kg03Z6zboT
そのため、ここを揉みほぐすことで、特に目の奥から感じる眼精疲労を和らげることができます。また、後頭下筋群がひどく凝ってしまうと、血流が悪化してふくれ、硬くなることも。首の両脇のくぼみから上の部分、触ってみてちょっと膨れていると思ったら、かなり凝っている証拠。やさしくマッサージをしてあげてください。首コリや頭痛があるという方にもおすすめです。
やたらと目が疲れる時は首の両脇のくぼみのあたりを上から下にむかって撫でるように触ってみてください。しんどい時はふくらんだりむくんだりしています。よく目を使う人はこんな具合にコリがちです。温めてゆるめてくださいまし。 pic.twitter.com/5TtklIehA8
— すきさん | お灸と養生 (@sukikara_okyudo) May 7, 2021
・ホットアイマスク
目が疲れた時、目や目の周辺を温めることで血流が良くなり、緊張した目周りの筋肉がほぐれ、目の疲れを改善してくれます。
目が疲れてる時は目を温めるといいよ☺️
— タクヤ先生 中医学/薬剤師 (@takuyasensei) November 20, 2021
目や目の周辺を温めることで血流が良くなり、筋肉がほぐされるほか、新陳代謝の改善も期待できるよ!
疲れ目やドライアイだけではなく、眼精疲労が原因の頭痛や肩こりにもオススメ😊✨✨
リラックスしてイライラも取れる
5分くらいでも良いですよー! pic.twitter.com/MVWagy0dtE
また、パソコンやスマホを見る時間が長い私たちは、知らず知らずのうちに瞬きの回数が減り目が乾きドライアイになりがちです。ホットアイマスクで目を温めることで、まぶたの中にある脂腺(マイボーム腺)から脂が分泌されやすくなります。この脂分が眼球の表面で涙の上を覆うように膜を形成してくれるため、涙が蒸発して起こるドライアイを防いでくれます。コンタクトレンズを日常的に使っていると言う方には特におすすめの方法です。
さらに、目元を温めることで、コリがほぐれ目のピント調節機能も回復しやすくなります。目の霞み、夕方になると目がショボショボするという方は、ホットアイマスクを5分でもいいので、習慣にすると良さそうです。
・肝臓の養生
目と肝臓は実は密接に関わっており、目は肝臓の状態を表しているとも言われています。
その疲れ「肝臓疲れ」かも。
— みやわき健康薬局 漢方 茨城県鹿嶋市 (@miyawakikenkou) October 26, 2021
飲酒やストレス、暴飲暴食などで肝臓が疲れると、肝臓の仕事である毒性物質の解毒やエネルギー代謝などが低下して疲れやすくなります。
・とにかく頭が疲れる
・ストレスに弱い(マルチタスクや強いストレスに弱い)
・目が疲れる、目の奥が痛い
などの症状が出やすく。 pic.twitter.com/DGu91PxEEO
目は顔の中でも特に多くの血液を必要とする器官で、毛細血管がびっしりと張り巡らされています。そのため、疲労や生活習慣の乱れから、肝臓の働きがにぶると、目に健康な血液が十分に行き渡らなくなり、目が疲れる、ぼやける、霞む、視力低下、ドライアイといった症状が現れてきます。さらに白目が血走り、目のまわりにクマやシワが出やすくなると言われています。
中医学では…
— 仁🌲 NIKI Kohei @MTR Lab (@ninnikinene) July 11, 2021
『目は、肝の状態が見える窓』
・目は顔の中でも特に多くの血液を必要とする器官
・毛細血管が張り巡らされている
・肝臓機能の低下で目に健康な血液が不足
目が疲れる
ぼやける
かすむ
視力低下
ドライアイ
目が血走り
クマ
シワ
目は「心の窓」と言われるが…
実は「肝臓の窓」🌲 pic.twitter.com/uXBEjerZNC
疲れ目などの症状が出た時、肝臓を労ることで、目の疲れも解消させることができます。
東洋医学でも、目が疲れている状態は「肝」が弱っていると考えられており、酸味のあるレモンなどの柑橘類や、香りのよい食物を取り入れると「肝」のケアにつながると言われています。
久しぶりにレモン漬け食べました。
— 土屋幸太郎@土屋薬局 山形県東根市 (@tutiyak) October 17, 2021
薬膳では「酸味は肝に走り、肝の働きを補う」と言われます。
中医学の肝臓は、決断したり、度胸があったり、ストレスに強いなどある意味「気持ち」と関係しています。
疲れやすい、目がショボショボする、足がだるい、眠れないなどはレモンの酸味もお試し下さい。 pic.twitter.com/2cxG6t2aE4
疲れた目を癒す3つの対処法、特に後頭部のマッサージは肩こりや頭痛にも効くので、習慣にしていきたいですね。
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プレビュー画像:©︎Pinterest/Inga D
出典:大正製薬, cramerjapan