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ヘルスケア

眼精疲労を和らげる3つの対処法

スマホやタブレット、PCなど、現代人は日々目を酷使しています。長時間のPC作業の後、目が疲れたと感じることも多いですよね。また、デジタル機器の長時間使用や日々のストレスもあり、疲れ目だけでなく、夕方になると目が霞んだり、充血、ドライアイといったさまざまな目のトラブルが起こります。

そこで今回は、疲れ目に効く対処法をご紹介します。

疲れ目撃退!おすすめ対処法

・マッサージ
目が疲れると、つい目頭やこめかみを押したマッサージをしたくなります。こめかみには、太陽というツボ、目頭には睛明というツボがあり、ツボをマッサージすると筋肉が緩み、スッキリします。

しかし今回紹介するのは、頭の後頭部のマッサージ。首の両脇のくぼみから上の部分には、目と関わりの深い後頭下筋群(こうとうかきんぐん)という小さな筋肉が集まっています。

この後頭下筋群は、首や頭が目の動きと連動して動くのをコントロールする筋肉で、目を使い過ぎると、ここの筋肉も働き過ぎて硬くなってしまうのです。また後頭下筋群は、後頭骨と頚椎につながるため、眼精疲労に影響する自律神経とも密接です。

そのため、ここを揉みほぐすことで、特に目の奥から感じる眼精疲労を和らげることができます。また、後頭下筋群がひどく凝ってしまうと、血流が悪化してふくれ、硬くなることも。首の両脇のくぼみから上の部分、触ってみてちょっと膨れていると思ったら、かなり凝っている証拠。やさしくマッサージをしてあげてください。首コリや頭痛があるという方にもおすすめです。

・ホットアイマスク
目が疲れた時、目や目の周辺を温めることで血流が良くなり、緊張した目周りの筋肉がほぐれ、目の疲れを改善してくれます。

また、パソコンやスマホを見る時間が長い私たちは、知らず知らずのうちに瞬きの回数が減り目が乾きドライアイになりがちです。ホットアイマスクで目を温めることで、まぶたの中にある脂腺(マイボーム腺)から脂が分泌されやすくなります。この脂分が眼球の表面で涙の上を覆うように膜を形成してくれるため、涙が蒸発して起こるドライアイを防いでくれます。コンタクトレンズを日常的に使っていると言う方には特におすすめの方法です。

さらに、目元を温めることで、コリがほぐれ目のピント調節機能も回復しやすくなります。目の霞み、夕方になると目がショボショボするという方は、ホットアイマスクを5分でもいいので、習慣にすると良さそうです。

・肝臓の養生
目と肝臓は実は密接に関わっており、目は肝臓の状態を表しているとも言われています。

目は顔の中でも特に多くの血液を必要とする器官で、毛細血管がびっしりと張り巡らされています。そのため、疲労や生活習慣の乱れから、肝臓の働きがにぶると、目に健康な血液が十分に行き渡らなくなり、目が疲れる、ぼやける、霞む、視力低下、ドライアイといった症状が現れてきます。さらに白目が血走り、目のまわりにクマやシワが出やすくなると言われています。

疲れ目などの症状が出た時、肝臓を労ることで、目の疲れも解消させることができます。
東洋医学でも、目が疲れている状態は「肝」が弱っていると考えられており、酸味のあるレモンなどの柑橘類や、香りのよい食物を取り入れると「肝」のケアにつながると言われています。

疲れた目を癒す3つの対処法、特に後頭部のマッサージは肩こりや頭痛にも効くので、習慣にしていきたいですね。

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プレビュー画像:©︎Pinterest/Inga D 
出典:大正製薬, cramerjapan