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ヘルスケア

体を内側から整えてくれる|蜂蜜とシナモンの組み合わせ

蜂蜜シナモンヨーグルトや蜂蜜シナモントーストなど、定番の組み合わせである蜂蜜とシナモン。蜂蜜の濃厚な甘さとシナモンの香りが絶妙にマッチするので、食べた後の満足感もあります。

そんな定番なこの2つの食材の組み合わせですが、おいしいだけじゃなく体にも嬉しい作用がいっぱいあるということをご存じでしたか?蜂蜜とシナモンは単体でも健康や美容に優れた食品と言われますが、一緒に取ることで体に嬉しい効果を期待できます。

蜂蜜とシナモンが持つ健康への作用

1. 血液サラサラ

この2つを同時に摂取することで「アディポネクチン」という善玉ホルモンが増え、血液をサラサラに整えてくれる効果を期待できます。また、アディポネクチンは脂肪を燃焼させる働きがあり「痩せホルモン」とも言われ、体脂肪の燃焼を促す作用があります。

2. 血中コレステロールや血糖値をコントロール

蜂蜜とシナモンには共に、血中の中性脂肪値や悪玉コレステロール値を下げたり、血圧や血糖値をコントロールする働きがあります。また、シナモンには血管拡張、血行促進、毛細血管の強化といった作用もあるとされています。

3. 便秘やむくみの解消効果

蜂蜜には、オリゴ糖が多く含まれており、腸内の善玉菌のエサとなってくれます。シナモンに含まれる「ケイヒアルデヒド」には、腸内の水分量を増やすことで、便のカサを増して便通をよくする働きがあります。そのため、蜂蜜とシナモンを取ることで便秘の解消につなげることができます。さらには、シナモンには水分代謝を調節する作用があると言われ、体の余分な水分を排出してくれる作用を持っています。そのため、便秘解消だけでなく、むくみ解消の効果も期待できます。便秘や浮腫が解消されれば、ダイエットや美肌にも効果を発揮してくれます。

4. 免疫力アップ

蜂蜜、シナモンともに強力な抗酸化作用を持つフラボノイドが豊富に含まれていると言われています。体の錆びの原因と言われる活性酸素を速やかに除去してくれる効果が期待でき、体の免疫力を高めてくれます。

5. 喉の炎症やインフルエンザなどの感染症対策

昔から喉が痛い時ははちみつを舐めたりと、はちみつの抗炎症作用は知られていましたが、シナモンが持つ抗酸化作用と合わさることで風邪やインフルエンザといった感染症予防や、咽頭炎や扁桃腺の炎症といった喉のつらい症状の改善に役立てることができます。

蜂蜜シナモンの食べ方

主に血管の働きに作用し、体を内側から整えてくれる蜂蜜とシナモンですが、どのように摂取すると効果をよりアップさせることができるのでしょうか。基本ははちみつ大さじ1/2程度にシナモンパウダー小さじ1の割合で利用します。ヨーグルトに入れたり、トーストにかけたり、そのまま舐めたり、またはお湯に溶かして飲むのもおすすめです。

ただし、食べすぎないように注意をしてください。シナモンは市販のシナモンパウダーでOK。カシアという種類は過剰摂取すると肝臓に負担をかけるクマリンという成分が多く含まれているので、セイロンシナモンを利用するようにしてください。

注意:蜂蜜を含む食材は1歳未満の乳児には絶対に与えないでください。また、妊娠中の方はシナモンの使用は避けるようにしてください。

美味しい上に、体に嬉しい作用たっぷりな蜂蜜とシナモン。人は血管とともに老いると言われ、血管の健康維持は体の老化や、心臓病、脳卒中のリスクを低減させることにもつながります。健康維持に、蜂蜜とシナモンをぜひ取り入れてみてください。

シナモンの利用方法はこちらでも紹介しています。

プレビュー画像:©︎Pinterest/cookpad.com
出典:Style Knowledge, 片倉養蜂場