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料理のヒント

余ったハーブは冷凍保存でフレッシュ感と香りをキープ

フレッシュハーブの香りは格別です。最近はスーパーでもフレッシュハーブを買えますし、栽培も簡単なので自宅の庭やバルコニーで育てている方も多いかもしれません。

ただ、香りを楽しむハーブは1度にたくさん使わないため、余りがち。乾燥させてもいいのですが、乾燥ではみずみずしさや新鮮な香りが失われてしまいます。

実はハーブの多くは冷凍保存で、フレッシュに近い状態で長期保存が可能です。ここでは、冷凍保存に適したハーブの種類と冷凍保存する際の注意点をご紹介します。

©Media Partisans

ハーブを冷凍保存する前に大切なポイント:収穫のタイミング

ご自分でハーブを育てている方は、収穫の時期に注意してください。多くのハーブは花が咲く前が一番香りが豊かで美味しいと言われています。また、時間帯は、晴れた午前中がベストです。

冷凍保存に向いているハーブ

以下のハーブは冷凍保存に向いています。

  • ローズマリー
  • セージ
  • チャイブ
  • イタリアンパセリ
  • ニラ
  • セイボリー
  • ディル
  • コリアンダーグリーン
  • ミント
  • レモンバーム
  • ボリジの花
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オレガノとタイムは冷凍はできますが、冷凍すると風味が落ちるので乾燥させたほうがよいでしょう。

バジルは寒さに弱く、変色しやすいので、湯通ししてから、あるいはバジルソースにしてから冷凍することをお勧めしますす。フレッシュなまま冷凍するときは、解凍したときに変色するので、必ず凍ったままの状態で鍋に入れるようにしましょう。

ローズマリーは丈夫なので、一年中新鮮なものが収穫できます。それでも保存したい場合は、枝ごと冷凍または乾燥させたほうが香りが長持ちします。

マジョラムは乾燥させると味が濃くなります。

ハーブの冷凍保存のポイント

刻んで袋や容器に入れて冷凍

収穫したハーブは、常温では徐々に香りが失われてしまいます。収穫後はできるだけ素早く処理しましょう。まず、ハーブを水で洗い、茶色い部分を取り除きます。茎と葉の水分を拭き取り、使うときのサイズに刻みます。そして、密閉容器や袋に入れて冷凍します。容器には日付を書いたラベルを貼ってください。

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ハーブのアイスキューブ

ハーブを小分けしたい場合は、製氷皿に少量の水と一緒に入れて凍らせることができます。密閉させるため製氷皿ごとフリーザーバッグに入れるのがベストです。

オイルのハーブアイスキューブ

ハーブを製氷皿に入れ、オイルや溶かしバターと一緒に凍らせることもできます。ハーブを入れた製氷皿にオイルをハーブが隠れるまで入れて冷凍するだけです。

水やオイルのハーブアイスキューブは、スープや炒め物にそのまま投入して調理できて便利です。

複数のハーブ、あるいはハーブとお好みの食材をミックスしたものを冷凍してもOKです(例:バジルとイタリアンパセリとニンニク、ミントとイチゴなど)

ハーブの冷凍保存はいつまで可能?

ハーブは冷凍庫で保存すると、風味が落ちるまで数ヶ月(1年くらいまで)は大丈夫ですが、1ヶ月程度で使い切るのが理想です。密封して袋や容器に冷凍保存の日付を書いておきましょう。

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冷凍庫から鍋へそのまま

多くのハーブは加熱すると香りが飛んでしまいます。そのため、ハーブを料理に加えるのは調理の終盤に。その際、あらかじめ解凍しておく必要はありません。凍ったまま鍋に入れてください。

フレッシュハーブの香りと味を逃したくないなら冷凍保存がオススメです。ドライハーブにはないフレッシュ感と香りを長くお楽しみください。

バジルがたくさんあるという方は、こちらの保存法方もおすすめです。

出典: delicious , brigitte
プレビュー画像: ©Media Pastisans