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ヘルスケア

栄養が一番多い|いちごのヘタ周辺までしっかり食べた方がいい理由

この季節スーパーでよく見かけるようになり、春先まで楽しめるいちご。その瑞々しさとほどよい甘さと酸味がおいしく、そのまま食べてもよし、いちごミルクにしたりお菓子に使っても相性がいい食材です。

ところで、みなさんいちごのヘタってどうしていますか?一つ一つ手でもぎるのが面倒で、つい包丁や果物ナイフで大きめに切ってしまうことありませんか?

いちごに含まれる多くの栄養分はヘタはついている茎から送られてきます。送られた栄養はヘタの真下から周辺にまず集中し、そこから全体に回っていくので、ヘタ周辺がもっとも栄養価が高い場所と言われています。そのため、ヘタをとる時にナイフを使って丸ごとごっそり切り取ってしまうと、せっかくの栄養分を捨ててしまうことになるのだそう。

いちごのヘタを取る時は、ヘタを指で摘んで軽く捻るようにして取るといいそうです。またピーラーの横についている、ジャガイモなどの芽を取り去る部分でヘタの部分だけえぐる方法でもOKです。いちごを洗う時はヘタを取ってから洗うといちごに含まれる豊富なビタミンCが流れてしまうため、ヘタを取る前に洗うことをお勧めします。

いちごにはビタミンCをはじめとする多くの栄養素が含まれています。風邪予防抗酸化作用があるとして知られるビタミンCミカンの約4倍と言われ、1粒20gほどのいちごであれば、8粒食べれば1日分のビタミンCが摂れるそう。また、余分な塩分を体外に排出するといわれるカリウムも多く含むため、むくみ対策高血圧にもいちごは有効です。

さらには、いちごはポリフェノールの一種である色素成分、アントシアニンを含んでおり、これは視力回復眼精疲労改善にも効果があると言われています。このいちごに含まれるポリフェノールですが、脂質と一緒に摂ると吸収率が2~3倍アップする性質があり、練乳をかけて食べたり、いちごミルクにするのがお勧めです。

ヘタ周辺は白っぽく酸味も他の部分より強いのでついカットしてしまったり、残しがちです。でもそうやって残していた部分に栄養がいっぱい詰まっていたなんて、これからは捨てずに積極的に食べていきたいものです。まだまだ風邪をひきやすいこの季節、いちごのビタミンCが体の免疫力維持に役立ちそうですね?

以前紹介したいちごのレシピはこちらからご覧いいただけます。

プレビュー画像:©︎Pinterest/77masa81 

栄養が一番多い|いちごのヘタ周辺までしっかり食べた方がいい理由