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犬の散歩時に注意|踏切で起きたある出来事とは

飼い主さんとの散歩は愛犬にとって1日の中でご飯と同じくらい楽しみなイベントの一つ。散歩は犬の運動不足解消だけでなく、気分転換や飼い主さんとの大切なコミュニケーションの時間と言われています。犬の種類や体格によって散歩時間や散歩の仕方はそれぞれですが、犬にとっても飼い主さんにとっても散歩はとても大切な時間です。

今回はそんな散歩時に起きたあるエピソードをご紹介します。

Twitterユーザーで2歳になるシベリアンハスキーを飼っているマリナさん(@Aefh3sg0R43qi3o)は、愛犬「マリナ」ちゃんの散歩時に起きた、踏切でのある出来事を投稿。その内容は驚くべきものでした。

ある日散歩をしていた時に、踏切で悲痛な声を上げたというマリナちゃんはそれ以来踏切を嫌がるように。今では踏切を渡る時は飼い主さんに抱っこをしてもらって渡っているそうです。

踏切を抱っこされて渡っているところ
Twitter/Aefh3sg0R43qi3o

飼い主さんはケガでも?と疑ったもののマリナちゃんの足の裏には異常は見られず、ネットで症状を調べても答えは見つからなかったそうです。

踏切を嫌がっているところ
Twitter/Aefh3sg0R43qi3o

そこで、思い切って鉄道会社に事情を説明し質問をしたところ、思いもよらない返事が返ってきたのです。

それがこちらです。

「ある日電車通過直後の踏切でマリナが『ギャン!!』と……以来踏切嫌いに。

足の裏に異常は無いしネットで調べても正解が見当たらず思い切って当該電鉄会社にメールで質問✉️数週間後『通過直後は電流が強くなる』と丁寧なお返事。

ワンコ散歩の方々は通過直後の踏切にはお気を付けください」

飼い主さんによると、鉄道会社は連絡を受けたのち、数週間の間に数ヵ所の踏切の電流の強さを調査。それを受け、「通過直後は電流が強くなる」との返信をくれたそうです。

鉄道会社によると、列車通過直後レールを流れている電車を起動させるための電気が一時的に強くなることがわかり、そのためにマリナちゃんが反応したのではないか、ということだそうです。

電車は架線から電気を取り込んで車輪につながっているモーターを回して動きます。その後、電流は車輪からレールに流れ変電所に戻るという仕組みで動いています。レールを流れる電流はマイナス側であり電圧も低い状態。電極の片側だけ触れたとしても電流は流れないため、基本的に私たちがレールに触れたとしても体に電流は流れません。(ただし、プラスである架線は高電圧であり、万が一触れてしまい、さらに他のものと触れると電気の通り道ができてしまいとても危険です!)

しかし今回のように、一時的に電流が強くなったこと、そして犬は素足であることから、マリナちゃんは電流を感じてしまったのす。

この出来事には、他のユーザーたちから「同じような経験をした」という話や、「知らなかった」「広まって欲しい」といった声が寄せられています。

散歩時に起きた出来事の思いも寄らない原因。普段何気なく通ってい踏切ですが、電車が走る仕組みからレールに電流が流れていることを知らなかったという人もいるのではないでしょうか。犬を飼っているという方は、電車通過直後に踏切を渡る際は愛犬がレールを踏んでしまわないよう、お気をつけください。

また、質問に対し時間をかけ真摯に調査をしてくれたマルーン色な私鉄さんの対応も素晴らしいですね。

これからの季節、気をつけたい犬の散歩時の注意について紹介した記事はこちらからご覧いただけます。

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プレビュー画像:©︎Twitter/Aefh3sg0R43qi3o
出典:©︎Twitter@Aefh3sg0R43qi3o, PowerAcademy