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自転車で赤切符を切られた女性のエピソードに共感の声
平成19年の改正道路交通法により定められた「自転車安全利用五則」の浸透により、徐々に人々の間に知られるようになった、「自転車は車道左側を走る」というルール。
公園整備の関連で拡幅された道に付いた高槻の自転車通行空間。大阪ではまだ数例の貴重な自転車専用レーンです。フラットな路肩に1.5mを確保。白線はリブ付(逸脱すると振動が伝わります)、停止線も前出しで、なかなかの代物です。 pic.twitter.com/sgZh3KLiJ7
— hashi-lowe (@kogLowe) April 29, 2019
しかしながら、その交通ルールは意外と知られていないのが現実です。
ツイッターユーザーのあしゃさん( @asami2692)さんは、自転車で出かけたある日のこと、自転車レーンを走り信号を守っていたにもかかわらず、飲酒運転やスピード超過など、比較的重い違反をした時に発行される赤切符を切られてしまったという体験談をツイッターでシェア。そのエピソードが大きな反響を呼んでいます。
自転車で赤切符切られた話
— あしゃ (@asami2692) November 17, 2021
先日呟いたらレポート需要があるとのことなので、つらつら書いていきたいと思います。主観と心の声がうるさいと思いますが、気が向いたら読んでみてください。
遡ること3週間ほど前
仕事が休みだった義理母に0歳息子を預けて、自転車で買い出しに出ました。
小さな子供を義母に見てもらい、自転車で買い物に出たというあしゃさん。しかし交差点を渡ったところを警察官に呼び止められたのだそう。その時かけられたのは、思ってもない言葉でした。
「運転手さん、今信号、赤でしたよね?」
行きつけのスーパーで、家族7人3日分の大量の買い物を済ませ、自転車の前後に乗せて帰っている途中
— あしゃ (@asami2692) November 17, 2021
大通りを渡ったところで
突如、警察の方(多分)に止められます。
何事?
「運転手さん、今信号、赤でしたよね?」
いやいや、この交通量多い交差点でそんな危ないことするわけないでしょ。
信号は青だったという認識をもっていたあしゃさんでしたが、警察官の話に徐々に呼び止められた理由を理解したといいます。
が書かれたから、わかったよここを走るのね、と、車通りがない時はその矢印の上を走ることもあった。
— あしゃ (@asami2692) November 17, 2021
たまたま、今日もそうだった。
あの矢印の上を走っている時は、当たり前だけど車道を走っていることになる。
車道を走っている以上は、車道の、つまり、車と同じ信号を守らなければならないのだ。
交差点を自転車で渡った時に、あしゃさんが確認していたのは歩行者用の信号でした。ツイートにもあるように、自転車は車道に設けられたレーンを走る、ということは認識していましたが「自転車は歩行者の仲間」という思い込みがあったのだそうです。そのため、警察官に信号無視として呼び止められたのでした。
この認識がないままに、スクランブル交差点を、歩行者の信号を見て、車道を渡ってしまった。
— あしゃ (@asami2692) November 17, 2021
(すぐ横の横断歩道の上を走れば問題はなかった)
これが今回の私の敗因である。
ただし、ここまでしっかり理解して腹に落とすまでに、2週間ほどかかっている。
その後、さらに歩行者の通行妨害もあったなどの説明を受け、さらに諸手続きなどで小一時間ほど時間を要したそう。そんな一連の出来事にあしゃさんは、当初「知らなかった」という気持ちから故意ではなかったため憤り、そして赤切符を切られたということでひどく落ち込んでしまったそうです。
赤切符をもらい、やっと解放されて帰路についた。
— あしゃ (@asami2692) November 17, 2021
義母と、夜帰ってきた夫に状況を説明すると一緒に怒ってくれてちょっと救われるも、
落ち込みMAXである。
翌々日、用事でまた自転車に乗ったけれど
手は震えるわ軽く吐き気をもよおすわで
ああ、これがトラウマってやつだ。。。
しかし、時間と共に冷静になったあしゃさんは、自転車の交通ルールの認知度がどれくらいのものなのか疑問に思うように。そして後日、出頭した警視庁で担当の警察官から話を受け、自転車利用のルールを正しく知っておくことの大切や無知を反省し、子供たちのためにも自転車を安全に乗ること、また安全な乗り方を子供に教えていきたいという前向きな気持ちを持つことができるようになったそうです。
でも、もしこの状況で事故になってしまうと、かなり重い罪になるんです。今後はどうか気をつけていただければと思います」
— あしゃ (@asami2692) November 17, 2021
もう頷きすぎて赤べこ状態。
私がこの3週間、悶々と考えていたことを全部言ってくれた。
優しくて泣きそうになった。
自転車、これからはいっそう気をつけて乗ろうと思いました。
— あしゃ (@asami2692) November 17, 2021
子供達もこれから1人で自転車に乗ることも増えるだろうし
きちんと伝えていきます。
ここまで読んでくれた人いるのかしら。
ありがとうございました。
このあしゃさんのエピソードには多くの人が共感。勉強になったという声や気をつけたいという声、また多くの人に知って欲しいとの声が多数寄せられています。
私は子供が同乗できる年齢になる直前(12年前)に、子供を守るために自転車ルールを調べて守るようにし、子供にも罰則込みで教えました。
— 【どろこ】Y(Ishi)Shono (@doro_ko_S) November 18, 2021
あしゃさんが道交法通りに取り締まられて手続きを受けた経験をTweetしたことは、自転車の罰則を舐めてはいけないという良い啓発になります。
有難うございます。
怒りを感じる気持ち、ごもっともと思いますが、そこから反省へと冷静にご自身の行動を振り返る謙虚さに、感動しました。自転車のルールを見直し、十分気をつけて自転車運転していきます。考える良い機会をありがとうございました。FF外から失礼いたしました。
— asami (@asapink) November 17, 2021
私もこの認識はありませんでした。自転車は歩行者の信号を順守するものだと。
— ここから.net (@kokokaranet8) November 18, 2021
車を運転していても、自転車の方は基本歩行者信号を守っている様に思います。
今回のあしゃさんのツイートによって、多くの方への注意喚起になったと思います。
ありがとうございました?
自転車の交通ルールについては、基本的には車道を走行し車道の信号に従うというルールになっています。
しかし例外として、13歳未満の子供や70歳以上の高齢者や身体の不自由な人が普通自転車を運転しているときや、安全な通行を確保するためにやむおえない場合など、また「自転車通行可」の道路標識がある場合は、歩道を走行しても良く、その場合は歩行者の信号に従うこととなります。
その他、交差点でのルールは自転車横断帯があるかないかで、従う信号が変わるため、注意が必要です。
自転車横断帯がない:対面する自動車用の信号に従い2段階右折をする
自転車横断帯がある:歩行者用信号機に歩行者・自転車専用と標識があるのでこちらに従います。ただし、信号待ちをする場合は停止線手前で一旦歩道に上がらなくてはいけません。
ここ数年自転車は、都市部で自家用車の代わりとして購入されることが増えたり、趣味としてツーリングやポタリングを楽しむ人が増えたことから、ブームだと言われています。
さらに昨年より続くコロナウィルスの影響により、感染リスクの低い移動手段として、また気軽なアクティビティとして、需要が伸びているそうです。
場合によっては、やや複雑になる自転車通行のルール。わかりにくいと感じる箇所もありますが、安全に走行するためにも自転車の正しい利用の仕方を再度確認しておくとよさそうですね。
あしゃさんのツイッターでは今回の一連のエピソードを全て見ることができます。また、警視庁が公開している正しい自転車の乗り方はこちらから見ることができます。
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プレビュー画像:©︎Twitter/kogLowe
出典:ねとらぼ, Twitter@asami2692,警視庁