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空いたペットボトルを活用|カメムシホイホイの作り方
春から秋にかけて大量発生するカメムシ。明るいライトの光や白い洗濯物に引き寄せられ室内に侵入し、追い出そうものであれば異臭を発生させたり(自分の身を守るための強烈な臭いでカメムシ自身もショック死することがあるそう)、家庭菜園のお野菜を荒らしたりと、とにかく厄介っぷりが半端ないカメムシ。
特に室内に侵入した場合は、強烈な臭いに耐えて臨終してもらうか、または追い出すためにあれこれ試行錯誤するか。毎回その扱いには困ってしまいますよね。
以前、ちえとくではカメムシを洗濯物に寄せ付けない方法としてハッカ油をつかった対策を紹介しましたが、中にはペットで猫を飼っていてハッカ油が使えないという人も。
そんな時に、使用済みのある物を使って殺虫剤もハッカ油も使わずしてカメムシを駆除できる方法があるのです。そのあるものとはペットボトル。このペットボトルを使って作る装置ならカメムシをなんとも簡単に捕獲することができるのだそう。
では、ペットボトルをアップサイクルしてつくる名器「カメムシホイホイ」の作り方を説明していきます。
<カメムシホイホイの作り方>
準備するもの:
– ペットボトル
– ガムテープ
– はさみ
作り方:
1. ペットボトルの上部分のくびれている場所を切ります。
2. 切った部分をひっくり返して逆さにして残りの部分にガムテープを使って固定すれば完成です。
使い方:
この捕獲機をカメムシに近づけます。そうするとカメムシが吸い込まれるようにペットボトルに落下していきます。これは昆虫が持つ、敵から逃げるために下に落ちるという習性を利用したもの。
カメムシ対策必需品のカメムシホイホイ。その名器たる所以をぜひ見てほしい。 pic.twitter.com/GW0OeFzj40
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) November 24, 2019
またはペットボトルの縁を使ってカメムシを突けば、コロンと落ちてくれます。(上の作り方で紹介した画像では、カメムシを落としやすくするため、一箇所が突起をつけています)落ちたカメムシは外に逃すこともできますが、ペットボトルの底に食器用の中性洗剤を入れておくとカメムシがそのまま戻らず臨終してくれるので、ガムテームを使って挟み込んで駆除するよりも臭いもなく、心持ちがとても楽です。
カメムシ大発生した時はペットボトルが大活躍!
ペットボトルを切り、はめこむ!
中に食器用洗剤を1センチ程入れてください
天井や壁に付いたカメムシをあっとゆう間に駆除!ガムテープでとると臭いですが
これなら大丈夫?
#カメムシ大量発生 pic.twitter.com/hz0wxW15mR— 猫まふぃん (@Necochanxx) June 1, 2020
また、カメムシの臭いは水でなかなか落ちないのもその辛いところ。もし肌や洗濯物についてしまった場合は、以下の対策をおすすめします。
・手についた場合
水では落ちないカメムシの悪臭ですが油に溶けるため、オリーブオイルやクレンジングオイルを使います。オイルを手に数滴垂らしてこすった後、石鹸やハンドソープで洗い流してください。
また、洗剤に使われている界面活性剤の成分も悪臭を落とすのに効果的です。食器用洗剤で手を洗った後、ハンドソープや石鹸で洗います。
・服についてしまった場合
洗濯物についた臭いも、界面活性剤入りの洗剤で落とすことができます。または、カメムシの臭い成分は揮発性の物質のため、熱を当てると成分を飛ばせることができます。スチームアイロンなどで熱を当てることで臭いを消すことができます。もし、アイロンを使用しない場合は、ドライヤーの熱でも大丈夫です。
秋まで続くカメムシシーズン。こちらが苦手でも彼らはおかまいなしにやってきます。空になったペットボトルでこのカメムシホイホイを作っておけば、いざという時に役立ちそうですね。
プレビュー画像:©︎Facebook/特定非営利活動法人 里山ねっと・あやべ