テープを貼って絶縁|使い終わった乾電池の保管時に気をつけたいこと

エアコンやテレビのリモコン、また目覚まし時計やラジオなどの小さな電気機器に使用するアルカリやマンガンの使い捨て乾電池やボタン電池。日常生活で使用する家電製品から、災害時の懐中電灯やラジオまで、便利に使える乾電池ですが、気軽に廃棄できないのが難点です。

自治体により「危険ゴミ」や「有害ごみ」として回収されますが、出し方や回収頻度が違うため、出し忘れて溜まってしまうこともしばしば。気をつけていてもこまめに処分しづらい乾電池は、処分時までひとまとめにしておいておく事が多いですよね。

しかし、乾電池を保管する際は「電極にテープを貼って置く」ようにすることが実は多くの家電量販店で徹底されています。そうしておかないと、乾電池同士が触れることで爆発や発火が発生し、火災を引き起こしてしまう可能性があるのです。

電池は、プラス極とマイナス極があり、その両方を電気回路でつなぐと電気が流れる仕組みになっています。通常の使用方法では安全に使えるのですが、電池がまとめておかれた状況などでは、プラス極とマイナス極が誤って触れてしまい、つながった状態になってしまうと一気に大きな電流が流れてしまいます。

これはショートという現象ですが、乾電池同士でこのショートが起こった場合、即爆発・発火になる可能性が高くとても危険なのです。電池同士でショートした場合、電池が爆発するまで電流が流れ続けてしまいます。固い外面に覆われ、様々な物質が詰まっている電池が爆発すると、大きな爆発になるだけでなく、屋内であれば周囲に引火して火災を引き起こすと言われています。

そのため、電池同士のショートを防止して火災にならないために、電極にテープを貼って電流を流さないようにするための「絶縁」という作業が必要になってきます。

絶縁に使用するテープは、家庭にあるセロテープ・ガムテープでOK。電極を完全にふさぐようにテープを貼ります。ボタン電池の場合は、本体のすべてが電極のため全体を完全に覆うようにテープを貼ってください。

総務省消防庁によると、乾電池が原因となった建物火災は過去10年間に毎年1~10件、計44件起きているそうです。乾電池は使い終わったら、電気がほとんどないと思いがちです。しかし、電池を使う機器には、最低限必要となる電圧があり、その電圧を下回ると電源が入らなかったり、動かないため、「電池切れだ」と思います。でも実は、「その機器が使える程度の電気が残っていない」だけで、電池内にはまだ電気は残っています。そのため、電池同士のショートにつながってしまうのです。わずかと思いがちですが、電流が一気に流れるため爆発の危険性を伴っています。

また、同様に使用途中の電池の保管の際も、専用の保管用ケースを使うなどして十分に注意をするようにしてください。

保管・処分時にまとめて置くことが多い乾電池、電極同士が触れないように保管し安全対策を取っていきたいですね。

以前紹介したボタン電池同士のショートで起きた破裂の記事はこちらから:

プレビュー画像:©︎Twitter/nupicyan1234

出典

キュリオ, 西日本新聞

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