キッチン
キッチンのしつこい油汚れを落とす4つのヒント
揚げ物や揚げ焼き、炒め物など油を使う料理をすると、コンロだけでなくキッチンの壁や近くにある棚、また床にも油が飛び散ります。
油汚れは時間の経過とともに、ホコリもその上に舞い降りて、なかなか落ちない頑固な汚れの層になってしまいます。そうなってしまうと、いくらゴシゴシ力をいれても、スッキリと綺麗にはなりません。
このようキッチンの頑固な油汚れを落とすためには、ホコリや他の汚れとともに固まった油汚れに効果のある洗剤やこまめな掃除が必要です。でも、油汚れに効果がある洗剤は何も市販の専用洗剤だけとは限りません。実は、キッチンにあるもので油汚れの多くは簡単に落とすことができます。
1. ベーキングパウダー
ベーキングパウダーは特にしつこい油汚れに効果を発揮します。油汚れのある場所を水で濡らし、ベーキングパウダーを上からふりかけます。または、水とベーキングパウダーで作ったペーストを汚れている箇所に塗るのもおすすめ。しばらく時間を置き、ベーキングパウダーが汚れを分解してくれるのを待ちます。最後に水で拭き取れば、ベタベタした頑固な油汚れは簡単に落ちてくれます。
2. 酢とレモン
冷蔵庫の上やキッチン棚についた頑固な油汚れには酢とレモンが効きます。スライスしたレモンと酢を密閉容器に入れ1週間ほど漬けておきます。それをスプレーボトルに入れ替えて、汚れがある場所にスプレーをします。しばらく置いておけば、べっとりついてなかなか落ちなかった油汚れを綺麗に落とすことができます。また、酢を使っているためカルキ汚れや洗剤残り、嫌な匂いにも効果があります。
3. 植物性油
頑固な油汚れに油を使う？と奇妙にも思えますが、植物性油は、キッチンの油汚れにも驚くほど作用します。スポンジや布巾に数滴植物性油を垂らし、キッチンの壁や棚の上など、油汚れがついている箇所を拭きます。拭き取った後は、台所用洗剤などを染み込ませた布巾でもう一度拭き取るとさらに綺麗に。
※油を使った方法は、特に油っぽい手で触った時についた汚れによく効きます。
4. 食洗機タブレット
食洗機タブレットはキッチン周辺についたしつこい油汚れに効果を期待できます。食洗機タブレットを水で溶かしスプレーボトルに入れます。汚れが気になる場所にスプレーし、15分ほど置いておきます。その後、水で濡らした布巾で綺麗に拭き取れば油汚れもすっきりと落ちています。
頑固な油汚れを避けるには…
冷蔵庫や換気扇のレンジフード、キッチンの壁など、料理をしているとどうしてもついていく油汚れ。ほこりも一緒にくっつきやすい場所のため、掃除しようと思った時には、やる気をそぐくらいの頑固な汚れに。
そんな状況を避けるのにおすすめなのが、新聞紙やサランラップをあらかじめ敷いておくという方法です。
こうすれば、頑固な油汚れがついたとしても新聞紙やラップを取り替えるだけで掃除が完了し、時短にもなります。
しつこい油汚れに効果のある市販の洗剤もありますが、環境によくなかったり、時には掃除したい棚などの素材を傷つけてしまうこともあります。また、油汚れは時間が経てば経つほど落ちにくくなるため、なるべく早く取り掛かるのがおすすめです。
特にレンジフードの上や冷蔵庫の上、棚の上は、大掃除の時でいいか、とつい先伸ばしにしてしまいがちです。本格的な夏が過ぎ、いくらか過ごしやすくなったこの時期は、掃除のチャンスかもしれません。
このほかにもお掃除に関するヒントは以下の記事で紹介しています。
出典: t-online, haushaltsfee
プレビュー画像: ©Media Partisans
