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Lifehacks

子どもの昼寝が必要な理由とは?そしていつまで昼寝が必要なのか。

赤ちゃんや就学前の小さな子どもたちにとって、昼寝は体や脳の疲れを癒やし、心身の成長を促す大切な時間。睡眠不足になると、子どもは(大人も)バランスを崩し、涙もろくなり、攻撃的になります。疲れすぎると、夜もかえって眠れなくなる子もいます。

また、親御さんにとっても子どもの昼寝はホッと一息つける貴重な休息の時間です。しかし、すべての子どもが同じ睡眠時間を必要としているわけではありません。

子どもの昼寝が必要な理由と、昼寝がいつまで必要なのかを考えていきましょう。

昼寝のメリット

  • 新しい情報を処理し、定着させ、発達につなげる
  • 脳や体の緊張やストレスを解消し、体力を回復させる
  • 情緒が安定し、機嫌が良くなる
  • 生活リズムが整う
  • リラックスできる。

赤ちゃんや幼児は日々たくさんの刺激を受けています。昼寝は新しい情報を処理し、定着させる大切な時間です(子どもは寝て学ぶ!)。小さな子どもたちが毎日どれだけ多くの新しい発見をし、刺激を受けているかを考えれば、幼い子どもが一日の真ん中に休憩を必要とする理由がわかるでしょう。

©Media Partisans

昼寝のデメリット

  • ある程度の年齢になると、昼寝をすると夜眠れなくなることがある
  • 子どもが眠たくない/眠れないときは、昼寝が親子ともにストレスの原因になる

お子さんが大きくなって睡眠の必要性が減ってくると、昼寝のせいで夜の寝つきが悪くなり、就寝時間が遅くなることがあります。また、お子さん自身が昼寝をしたがらなくなります。その場合は、昼寝の時間を短くするか、昼寝をやめて休息をとるだけにしていきます。

©Getty Images

昼寝は何歳まで必要?

昼寝の必要性や睡眠時間には個人差があります。2歳で昼寝をしなくなる子もいれば、小学校に入る頃まで昼寝が必要な子どももいます。つまり一概に何歳までに昼寝をやめるべきとは言えないのです。

お子さんが昼寝をしたがらなくなったら、以下のような点に注目して、お子さんが本当に昼寝しなくても大丈夫かをじっくりと観察してみてください。

  • 昼寝の時間になっても眠ることができない
  • 昼寝しなくても疲れているように見えず、元気に過ごしている
  • 昼寝をしなくても、夕方まで機嫌がいい
  • 昼寝をすると、夜に寝付けなかったり、頻繁に目が覚めたりする

Smiley nap

子どもが昼寝を必要としなくなるまでの移行期には、その日の子どもの様子を見て判断しなければなりません。非常に短い昼寝で済む日もあれば、本を読んだり、横になって休息するだけで十分な日もあるでしょう。

昼寝をやめたら、夜に必要な睡眠時間を確保しなければいけません。夕飯や入浴、就寝の時間を早めにして、夜にぐっすり眠れるように環境を整えましょう。

Nap

保育園でのお昼寝

お昼寝のことで、子どもとではなく保育園と口論になる親御さんもいます。自分の子には昼寝が必要ないと考える親御さんの多くは、保育園のお昼寝のせいで夜の就寝時間が遅れていると感じているのです。

nap time

もしあなたが保育園での昼寝が逆効果だと感じているなら、もちろん保育者との話し合いを求めるべきです。一方で、園での子どもの様子は保育者にしか分からないので、保育のプロとしての判断を信頼することも大切です。子どもの園での様子を聞き、家庭での様子も伝えて、子どもにとって1番良い対応を一緒に考えていきましょう。

赤ちゃんの睡眠については、こちらの記事もご覧ください。

 

プレビュー画像: ©Media Partisans