ヘルスケア
靴下を履いて寝るのはいい?悪い? メリットとデメリット
「靴下を履いて寝るのはいい?悪い?」は人によって意見が割れがちな定番の質問。靴下を履いたまま布団に入ることを想像しただけで気持ち悪いと感じる人もいれば、秋冬の夜にフワフワの靴下なしでは過ごせないという人もいるでしょう。特に冷え性の女性は、靴下がないと眠れないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、靴下を履いて寝ることが(冷え性の人にとっては)それほど悪いことではない理由をご紹介します。
寝るときに靴下を履くメリット
1. 風邪対策
足が冷えていると、気道に血液が供給されにくくなり、風邪のウイルスに感染しやすくなってしまいます。冷え性の方は、秋から冬にかけてベッドの中で(その他の場所でも)足を温かく包むようにすれば、風邪を予防することができます。
風邪をひいてしまったときも、靴下を履いて寝ると、足が温まり、体の回復を助けてくれます。
玉ねぎソックス
ヨーロッパの民間療法として、「風邪のときはスライスした玉ねぎを靴下の中に入れて寝る」というものがあります。玉ねぎをスライスして靴下のなかに敷いて寝るだけです。靴下を1枚余分に履くと、さらに足が温まります。靴下に匂いがつくのを覚悟できる方は、ぜひお試しください。
ちえとく読者の風邪対策もぜひご覧ください。
2. 寝付きが良くなる
足が冷えると寝付けないという経験をした人は多いでしょう。質の良い眠りに入るには、体の深部の体温が下がり、手足が温かくなり、そこから熱を放散させることが大切。そのため、冷え性で足が冷たいと、なかなか寝付くことができません。
冷え性の方は寝る前に足湯に入る、靴下を履くなどして足を温めることをお勧めします。研究によると、靴下を履くと早く眠りにつけるだけでなく、長く眠れるようになるそうです。ただし、寝る時は足の熱を放出させることが大切なので、通気性の良い天然素材の靴下を履きましょう。
3. フットケア
冬になると足が乾燥してひび割れてしまうという人は、クリームをよく塗ってから、靴下を履いて寝ましょう。一晩中クリームの効果が持続します。
かかとの角質をレモンで除去する方法についての記事も併せてご覧ください。
靴下を履いて寝ることのデメリット
1. 足が臭くなる
普段から足に汗をかきやすい人は、靴下を履いて寝ると蒸れて足の匂いの原因になります。水虫のリスクも高くなるので、足に汗をかきやすい人や蒸れやすい人は寝る時は靴下を脱いだ方がいいでしょう。冷えが気になる場合は、足首ウォーマーがおすすめです。
2. 血行が悪くなる
靴下で足が圧迫されたり、足指が動かせない状態が続くことで、毛細血管が締め付けられて血行が悪くなり、かえって冷えやすくなってしまいます。靴下を履いて寝るときは、締め付けのない緩めの靴下を選びましょう。
最後に、重要なことをお伝えします。ベッドで靴下がセクシーだと思うかどうかは好みの問題ですが、女性が足を温めたり、靴下を履いたりすると、オーガズムに達しやすいという研究結果があります。これはおそらく、体全体の血行が良くなるためだと思われます。加えて、温かさを感じることで安心感を得られるのかもしれません。
冷え性の方は、通気性がよく締め付けのない靴下を履いて、足をポカポカにしてぐっすり眠ってください。
プレビュー画像: © Flickr/osseus