マダニを安全に庭から駆除する4つのコツ

マダニは、人間や動物の皮膚に噛みつき、その血を吸う寄生虫。マダニに噛まれると、ライム病やダニ媒介感染症など深刻な病気に感染することもあります。

マダニは、春から秋にかけて活動が活発になり、草むらや薮など、日陰や湿った場所を好みます。そのため、緑の多い公園が近くにあったり、空き地などに草が生い茂っている土地に隣接していると庭にマダニが入り込んでしまうこともあります。この記事では庭からマダニを駆除する方法をご紹介します。

庭にマダニがいる？確認する方法

マダニは、小さなダニとは違い、肉眼でも確認できるサイズ（1～5mm程度）です。猫や犬を庭で遊ばせているときに、ペットの皮膚をチェックして、マダニがついていないかを確認してください。

それ以外にも簡単にチェックできる方法があります。明るい色の布で、庭の地面や草むら、茂みなどを掃き、ダニが布に付着していないかを確認しましょう。

マダニが庭にいる場合は、以下の方法で庭のマダニを駆除することができます。

珪藻土は非常に効果的かつ安全な害虫駆除法。珪藻土は硬い珪藻の化石から作られており、虫が粉末に触れると、脱水症状を起こし、数時間以内に死んでしまうのです。珪藻土はダニだけでなく、ノミにも有効で、ペットや人間には無害です。

マダニがいると思われる場所やマダニを見つけた場所に珪藻土の粉末を撒いてください。数週間おきに、または大雨の後にこの作業を繰り返してください。

マダニは柑橘類の匂いを嫌うので、無害で天然のダニよけスプレーを自分で作ることもできます。

まず、レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツのいずれか2種類の柑橘をスライスします。0.5リットルの水を沸騰させ、柑橘類を入れます。1時間ほど沸騰させ、柑橘類を濾したら完成です。抽出液が冷めたら、スプレーボトルに注ぎ、マダニがいそうな場所にスプレーしましょう。

シダーの香りも、ダニよけになることが証明されています。シダーウッドオイルを数滴、足首、手首、首筋に垂らすと、マダニに刺されるのを防ぐことができます。草刈りのときや背の高い草むらを歩くときは、長ズボンと長袖のシャツを着て、肌の露出を最小限にして、シダーウッドオイルを垂らしておきましょう。

マダニは雑草に住み着きます。雑草を放置せず、定期的に草刈りをすることでも、マダニの発生を防ぐことができます。

また、芝生の庭は、芝が伸びすぎないようにこまめに刈っておきましょう。芝生を短くしておけば、地面が乾きやすくなるため、ダニが生き延びるための水を見つけることができなくなります。

自然のなかを散歩した後や庭や畑に長く滞在した後は、体や服にマダニが付着していないかチェックしましょう。服についたマダニはガムテープを使って取り除くのが効果的です。

マダニに噛まれたときの対処法はこちらの記事をご覧ください。

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