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Lifehacks

母は古新聞を丸めて濡らしたもので窓を擦り始めた 数分後その光景を見て思わず「すごい」と声をあげた

現代では年末にするというイメージの大掃除。平安時代の宮中行事であった「煤払い」に由来するこの習慣は、江戸時代に庶民の間に広まり、一年の汚れを落とし、お正月の神様を迎えるためのものとして旧暦12月13日に煤払いをしていました。現代では、これに乗っ取り新暦の12月13日に大掃除をスタートさせるという方もいらっしゃいますが、忙しい毎日に正直そこまで余裕はありません。空いた時間にできるところを少しずつして、自分が心地良いと思う綺麗が保てればそれでいいのです。

そこで今回は簡単・手軽な洗剤いらずの窓掃除の方法をご紹介。使うのは、不要になった新聞紙

方法はとても簡単。新聞紙をくしゃくしゃにして水で濡らして窓を拭き、乾いた新聞紙で水気を拭き取れば、あっという間にピカピカになるのです。

新聞紙が窓拭きクリーナーの替わりになる理由は、そのインクにあります。新聞を印刷する際に使うインクは油性のため、水では落ちないような手垢や油などの汚れ成分を分解する作用があります。また、最近の新聞紙の印刷には、かつての石油化学系の溶剤を使ったインクではなく、大豆油を使った大豆インクを使用しているものが大半のため、環境にも優しいエコなものなのだそう。

そして新聞紙で乾拭きして仕上げることで、インクがガラスをコーティングしてくれるので、車のワックスのように汚れが付きにくくなる効果も期待できるのです。新聞紙はまた繊維が細かく吸水性にも優れているため、布を使った時のように細かい繊維が窓に残るということもありません。

家にあるもので、簡単にできる掃除の裏ワザ。古紙回収に出そうと思った新聞紙があったらぜひ試してみてください。あっという間に窓がピカピカになりますよ。また新聞紙を使ったアイデアの記事はこちらでも紹介しています。

プレビュー画像:©︎Facebook/Hibiki Rei, ©︎Facebook/Tomomi Nakagawa