DIY
捨てるのはもったいない|みかんの皮で作るみかん洗剤
手で簡単に皮が剥け、パクパクと食べられるみかんは冬の季節の定番フルーツ。おやつやデザートとしてだけでなく、冬時期に知らず知らずのうちに失われがちな水分の補給にも役立ちます。
ずっとみかん食べてる pic.twitter.com/92OjO7ZUWv
— なつみん 燃焼中 (@shin_shin_ueno) December 16, 2021
そんなみかんですが、剥いた後の皮であるものが作れるというのです。
みかんの皮が掃除用洗剤に
普段捨ててしまう皮からできるのは、みかん洗剤。
みかんの皮を煮出すことで、キッチンの油汚れや、レンジ庫内の掃除、フローリングのワックス代わりなどに使える天然のエコ洗剤を作る事ができます。
掃除用みかん水。蛇口などにみかんの皮を濡らしてこすりつけたらなかなか綺麗になるけどその自分の姿がみすぼらしいのでw、スプレー容器に入れた。
— おきゃん (@8ichi_GO) January 20, 2021
ちょっとお高めの無農薬みかんだったのでもったいないから、貧乏性。😂 pic.twitter.com/PHJVEBCRgm
みかんの皮に含まれるリモネンという精油成分は油汚れや消臭に、またペクチンにはピカピカを持続させるコーティング効果が、そしてクエン酸には水垢汚れを綺麗にする作用があります。ではみかん洗剤の作り方を詳しくご紹介します。
みかん洗剤の作り方
用意するもの:
– みかんの皮 4つ分
– 水 400ml
作り方:
①みかんの皮と水を鍋に入れて15分〜20分ほど煮出します。
②冷めたらざるで漉して皮を取り除いて出来上がりです。みかんのエキスが染み出た、うっすらオレンジ色の液体です。スプレーボトルなどに入れて使うと便利です。
※保存期間は2週間ほど。
使い方:
・台所の油汚れに
みかん洗剤を付近に付けて拭いたり、スプレーボトルに入れて油汚れに吹きかけたり、またはキッチンペーパーに染み込ませて湿布のようにして使えば、キッチンの油汚れを綺麗に落とすことができます。また、油汚れだけでなく、みかん洗剤を染み込ませたスポンジでこすれば、シンクの水垢汚れにも効果抜群です。
タイムラインでみかんの皮を煮出した液が🎵アブラ汚れに~🎵効くと知り、早速抽出しました😃
— イモムシ農園☆imomushinouen thankyou for all☆ (@imomushinouen) February 11, 2021
ガスコンロがピカピカになりましたよ✨乾かした皮をしっかり保存。お茶にもなるし、薬にもなるし、洗剤代わりにもなる。みかんの皮は万能ですね。
ありがとうございました♡ pic.twitter.com/QVe8osv3WZ
・電子レンジの庫内掃除に
みかん水をたっぷりふきんに染み込ませて、レンジでチンします。みかんの精油成分を含んだ蒸気が庫内に充満し、油汚れをきれいに落としてくれます。
【みかん洗剤で、電子レンジのお掃除】
— きょうの140字アロマ*月水金の夜レシピ投稿 (@aroma_140words) February 6, 2021
小鍋で水(300ml)を沸かしたら、みかんの皮(3個分)を入れ、中火に10分かけます。火を止めて、蓋をしたまま粗熱をとりましょう。化粧水用のボトルに入れたら、できあがりです。
乾いた布に、小さじ1杯含ませて、電子レンジの庫内や取っ手を拭き取ります。 pic.twitter.com/TdiErPU3NT
・床のワックスや畳の黄ばみ取りに
フローリングの床をみかん洗剤で拭きます。そうすると、つるつるでサッパリした床になります。またフローリングだけでなく、畳の黄ばみを落とすこともできるのでオススメです。ただし、畳の場合はスプレーするのではなく、ふきんに染み込ませ、いつもより硬く絞ってから、畳の目に沿って拭いて行きます。仕上げに乾いた雑巾で乾拭きをして水分を取れば完璧です。
・洗面所の鏡の曇り止めに
洗面台の鏡をみかん洗剤で磨くと、コーティング効果もあるのでピカピカが通常の拭き掃除よりも長持ちします。
みかんの皮を15分ほど煮ると洗剤として使えるそうなので先日トライしました。お風呂や洗面台に使ったらかなりスッキリと汚れが落ちます。その後の汚れのつき方もゆっくりに感じる。お風呂を洗った時泡もしっかり流せているか気にしないで良いのもGOOD。私はいよかんの皮を使いましたが全く問題なし。 pic.twitter.com/rE3RAGUWbT
— fenghuang (@longfengcs) January 31, 2019
さらに、頑固な油汚れがあるという場合におすすめなのが「みかんオイル」です。
みかんオイルの作り方
用意するもの:
– 乾燥させたみかんの皮(風通しのよい場所で1日干せばOK) 4個分
– エタノール 200ml
作り方:
①乾燥させたみかんの皮にフォークや竹串でグサグサ穴を軽くあけます。
②ビンなど密閉できる容器に乾燥させたみかんの皮を入れ、消毒用エタノール200mlを入れます。
③ふたをして日陰で1~2週間ほど置いておきます。消毒用エタノールがオレンジ色に変化したら出来上がりです。
④最後に皮を取り出して、ボトルなどに入れ替えます。
使い方:
・キッチンのしつこい油汚れに
リモネンは動物性の油汚れを落とすのに向いているため、特にみかんオイルでは魚焼きグリルや換気扇などしつこい油汚れがついている箇所におすすめです。頑固な汚れの場合は、キッチンペーパーを汚れを落としたい部分にかけて、みかんオイルでつけ置きします。
去年作った手作りみかんオイルの出番だ!!※ただの掃除 pic.twitter.com/Du3lg9MUpb
— ふかたに (@fullboccos) April 29, 2016
食べるだけでなく皮も最後まで活用できるみかん。天然のエコ洗剤なので小さな子供さんがいる家庭では安心して利用する事ができそうですね。捨てずにぜひ洗剤として活用してみてください。
注意:
お掃除に役立つ精油成分「リモネン」ですが、猫にとっては有毒です。猫は肝臓でリモネンを分解出来ないため、嘔吐や手足の痙攣など重篤な症状を引き起こしてしまう事があります。そのため猫を飼っているというご家庭では、特に床などにはみかん洗剤の利用は控えるようにしてください。
獣医師が警告
— 猫まもり隊 (@happycomecome6) December 10, 2021
猫にみかんは『のせても危険』
皮の成分で『中毒を起こすことがある』とは。
🍊に限らずだが肝臓分解できないのは多いが経皮吸収されるなら悪戯で皮汁を拭きかける人もいるが危険⚠️
猫ちゃんが柑橘系を避けるのは本能であり原因がわかったのならオレンジアロマや洗剤も気を付けてあげたい pic.twitter.com/0T8MLOtUfz
普段捨ててしまっているものでできる掃除のアイデアはこちらから
・玉ねぎの皮を利用した便利な掃除法
プレビュー画像:©︎Twitter/8ichi_GO
出典:みかんな豆知識, 北欧暮らしの道具店
