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Lifehacks

これが子供のカバンに決して名前を書いてはいけない理由。

日本は世界的に見れば安全な国のひとつです。しかし子供を一人で外出させる時には、決して安心はできません。常に誘拐や、事故の危険性が潜んでいます。しかし工夫を凝らすことで、その可能性を限りなくゼロに近づけていくことはできます。今回紹介する10のコツで、子供たちを守りましょう。

1. カバンに名前書くの、実はチョット危険?!

親によっては、子供がカバンを落としても大丈夫なように、名前や住所をマジックでカバンに書いてしまう場合がありますね。でもそれ、怪しい人に悪用されてしまう場合があります。そもそも、住所を書いておいても、拾ってくれた人がいきなりそこに届けたり送ってくれたりする可能性は低いもの。シンプルに、家の電話番号だけを書いておくのはどうでしょう?住所を書いておくのと同じような効果を発揮しますし、不審者に子供の名前や住所を知られてしまう恐れもなくなります。

Shutterstock/Concept Photo

2. 不審な車発見!

もし車が子供のそばに停車したら?それが怪しい車かどうか見抜く方法はありません。だから子供たちには、そんなシチュエーションに遭遇したら、車の進行方向と逆の方向に、止まらずに歩き続けるように教えてください。これで格段に、誘拐されづらくなります。

3. 逃げ込めるセーフゾーン

勝手知ったる通学路とは言え、油断は禁物です。もし怪しい人物に声をかけられたりした時に、子供たちが無意識的に逃げ込める「セーフゾーン」を作っておくことが重要です。それは、親子で一緒に訪れたことのある場所であればどこでも構いません。例えば、薬局でも、お蕎麦屋さんでも、お医者さんでも大丈夫。その地域のコミュニティの人々と結託して、子供たちを守りましょう。

Morning run

4. 子供向けGPS腕時計

子供たちにスマホを持たせるのはチョット早いかな?と思っている親も多いはず。そんな時は、防犯用の子供向けGPS腕時計を試してみてください。安価なものもありますし、子供たちがどこにいるのか、リアルタイムで追跡することができます。

5. 知らない人に話しかけられたら

子供には、もし知らない人に話しかけられたら、可能な限りスピーディに会話を終わらせるようにし、その人物と最低でも2メートルは距離をあけるように教えておいてください。そしてもし実際に体に接触しようとしたら、「助けて!」と大声で叫ぶことも重要です。

Shutterstock/ Flotsam

6. 不審な来訪者

子供がお留守番をしている時に、不審者が家を訪ねてくることもあります。絶対に、扉を開けてはなりません!そして子供には、「親がその場にいない」ということを不審者に知らせないようにすることを教えておくべきでしょう。例えばインターホン越しで、「ちょっと待ってください、今お父さんを呼んできます」などと言えるようにしておくと良いでしょう。

7. 迫るネットの恐怖

現代の社会において実はもっとも身近な脅威は、インターネット上に潜んでいるかもしれません。そしてその脅威は、必ずしも「出会い系サイト」のようないかがわしいサイトだけに存在しているわけでもないのです!例えば、オンラインゲームで子供たちの素晴らしい「仲間」が突如として牙をむく、そんなこともあり得なくはないのです。ですからやはり、子供たちがしっかりと物事を判断できる年齢になるまで、インターネットは遠ざけるに越したことはありません。

Shutterstock/ Halfpoint

8. 集団行動

力の弱い子供たちでも、結束すればそう簡単に大人でも手は出せません。近しい近所のお友達と一緒に登下校するなど、可能な限り集団で行動するようにすれば、危険はグッと減らせます。

9. 合言葉は?

以前こちらの記事でも紹介しましたが、家族内で「合言葉」を決めておくと、子供たちを多くの危機から救うことができます。例えば、見知らぬ人が急に「君の弟が事故にあった。病院に連れて行ってあげるから、今すぐ車に乗って!」と言葉巧みに誘拐を試みることがあります。そんな時に、「合言葉は?」なんて言葉を子供からかけられたら、もたつくことを何よりも嫌う不審者はすぐにそのターゲットを諦め、去っていくはずです。

10. 練習、練習、練習!

ドイツには「Übung macht den Meister(練習が達人を作る)」という諺があります。恥ずかしがらずに、こういった危険な状況を想定して、子供と練習してみてはどうでしょう?例えばお父さんが不審者役を務めて、子供の誘拐を試みる、など。でもあまりにも不審者役がハマりすぎると、お母さん的にはガッカリですね。

Shutterstock/ Sasenki

いかがでしたか?犯罪の形は日々姿を変えており、必ずしもこの通りの方法で不審者たちがアプローチしてくるとは限りません。しかし勉強と同じで、基礎が出来ていれば、応用は効くものです。子供自身のためにも私たちのためにも、子供たちには、みっちりと防犯の基礎を教え込んでくださいね!