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美容

花粉症対策にも|リップクリームの便利な活用法

唇を乾燥から守ってくれるリップクリーム。特に空気が乾燥する冬は使用頻度が高くなります。また、マスクを長時間着用することによって起こってしまう唇のマスク擦れも、リップクリームで防ぐことができます。

他の皮膚と違い、皮脂によるコーティングがなく角質層も薄いため、水分が失われやすく乾燥しやすい唇を守ってくれるリップクリームですが、実は唇以外にも、便利な使い方があるというのです。

リップクリームのベースとして使われるのは、主に唇の乾燥を防ぐ保湿剤としてのワセリン、ミツロウ、ラノリン(羊の油脂由来のオイル)。その他、製品ごとに香料であったり、ビタミンなどが加えられており、口に入っても問題がない成分で作られています。以下では、そんな保湿成分たっぷりでできた、リップの便利な5つの使い方をご紹介します。

1. 花粉症対策

一般的に2月~4月と言われる花粉症のピーク。リップクリームを鼻の穴や鼻まわり、目元に塗っておくと、油膜が花粉をキャッチし、花粉が直接皮膚についたり、粘膜につきづらくなるため、その症状を軽くしてくれると言われています。

元々は、ワセリンを利用したこの方法ですが、リップクリームの成分も同様にワセリンがメインのものが多いため、リップクリームを代用として使うことができます。

注意:目元に使用する場合は、保湿成分の他に刺激的な成分が含まれるリップクリームは使用しないようにしてください。

2. 目元やほうれい線など乾燥しやすい部分の対策

リップクリームの保湿成分は、お肌の保湿にも有効。スティックタイプのものなら、塗りやすいので、目尻のシワ対策として、乾燥を感じたときにささっと塗ることができます。また、ほうれい線対策に、口周りを保湿しておけばアンチエイジングにもなります。

3. メイク落としや化粧直しに
リップクリームは基本オイル成分でできているため、オイルクレンジングのようにメイクを乳化することができます。リップクリームを指に米粒ほどとり、指の熱でリップクリームを柔らかくして、落としたい部分に馴染ませてメイクが浮いてきたらそっと拭き取るか、洗い流します。出先でメイクを落としたいのにクレンジングがない時など、ポイントメイクを落とすのに使えます。また、目元などの細かい部分のメイク直しに使えます。

注意:目元に使用する場合は、保湿成分の他に刺激的な成分が含まれるリップクリームは使用しないようにしてください。

4. 指先やネイルケア

指先のささくれや、爪の生え際部分など乾燥しやすく、手持ちのハンドクリームではあっさりしすぎと感じた時はリップクリームが活躍します。こっくりしたテクスチャーがしっかり保湿をしてくれます。ひどいささくれには、リップクリームをたっぷり塗って上からサランラップや絆創膏を貼ってパックをするのもおすすめです。

5. ヘアカラー時に肌を守る

自宅でヘアカラーをすると、おでこなど髪の生え際にカラー剤がついてしまうことありますよね。そんな時は事前に髪の生え際にリップクリームを塗ってから染めると、カラー剤が肌について色がついてしまうのを防いでくれます。こちらもスティックタイプなら手を汚すことなくサクサク塗ることができます。

色々なリップクリームがありますが、成分が気になるという方は、香料、酸化防止剤、 防腐剤、合成着色料といったものが使われていないものを選ぶようにしてください。成分が気になる場合は、ミツロウを使って手作りしてみるのも楽しそうですね。

唇以外にも利用法が多くあるリップクリーム。唇用とは別にもう1本持っておくと色々な場面で役に立ちそうです。特にこれから本格的に花粉シーズンが始まるので、リップクリームやワセリンを使って肌や粘膜を守る方法が活躍しそうですね。

以前紹介した以下の記事もぜひ併せてご覧ください。

プレビュー画像:©︎Twitter/kiminomiki2

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