庭で生態系を育む 生き物たちに優しい庭づくりの10のコツ

自宅の庭を、野鳥や虫など小さな生き物にとっても居心地のいい場所にしてみませんか?庭を小さな生き物に優しい空間にすれば、住宅街であっても野鳥の声で目覚めたり、お庭でお子さんと鳥や虫を観察することもできます。 多様な虫や動物がいることで、生態系が生まれ、特定の害虫が増えすぎて大きな被害を及ぼすことはなくなっていきます。

この記事では、生き物たちが共生できる庭にするアイデアをご紹介します。庭や家庭菜園で生物多様性を高めて、自然のなかで心豊かに暮らしましょう。

1. 花の草原を作る

小さな生き物の多くが花畑に集まります。人間も花畑は癒されますよね。花の種類が多い方が、いろいろな生き物や虫が集まります。好きな蝶がいる方は、食草を調べて植えると遊びに来てくれますよ。

2. 垣根を作る

低木や多年草を使って生垣を作ってみましょう。虫や鳥にとって、安全な隠れ家になります。小動物が生垣の中に隠れて冬眠することもあります。庭に十分なスペースがない場合は、庭の一角に低木と多年草を組み合わせるだけでもいいでしょう。

3. 冬の居場所を提供する

動物たちは、冬に居心地良く過ごせるシェルターを見つけると、庭に長く滞在するようになります。多年草の下草はテントウムシの幼虫の隠れ家になります。葉っぱの山もいろいろな虫たちの隠れ家としておすすめです。また、植木鉢も安全なシェルターになります。冬用の家があれば、動物たちは寒い季節を乗り切ってくれるでしょう。

4. 多少の乱雑さには目をつぶる

完璧主義者には難しいステップですが、動物たちは自然のなかで快適に過ごします。ですから、きっちりと手入れされているよりも、多少の乱雑さがあったほうが居心地がいいのです。

また、ハチや蝶は花を好み、トカゲは石積みや日陰の石垣を好み、多くの動物が枯れ木の山を好みます。庭に個性的な場所が多ければ多いほど、多くの動物種が定住します。

140729-41

5. 水飲み場を作る

昆虫や鳥は、特に夏場は水を求めて集まります。昆虫には、石を数個入れた深皿で十分です。多少、水が古くても、底に土が溜まっていても構いません。一方、鳥は毎日新鮮な水を必要とします。水飲み桶は、お湯とブラシで定期的に掃除しましょう。

1-Bird-Bath

6. ライトを消す

自然界には夜の光がありませんから、動物たちが夜の暗さを好むのは当然のことです。できれば、動物にやさしい庭では夜の照明は避けましょう。

夜行性の昆虫にとって、ランプは致命的な罠となります。ランプの光に集まり、ランプの周りをぐるぐる回って、疲れ果てて地面に落ちてしまいます。

7. 益虫を呼ぶ

害虫を化学薬品で撃退するのはおすすめしません。薬品は益虫や微生物も殺してしまいます。環境バランスが崩れてしまうと、逆に害虫の異常繁殖が起きることもあります。ですから、農薬の代わりに、益虫を呼び寄せるようにしましょう。例えば、アブラムシが大好きなヒゲナガコガネやテントウムシ。ヒキガエル、トカゲ、鳥などが好む植物を植えて、害虫と戦ってもらいましょう。

8. マルチングのすすめ

一見しただけでは想像できませんが、地下にもたくさんの動物がいます。その生息地を守るため、マルチングをおすすめします。マルチングとは腐葉土やヤシ、チップなどで土の表面を覆うこと。マルチの層は、土壌を保護し、雑草の繁殖を防いでくれます。マルチの下の住人はゆったりとした生活を送れますし、良質の土壌を確保することができます。

9. 水辺を作る

庭に生態系を作るなら、水辺が絶対に欠かせません。池を作るのは大変な作業ですが、そうするだけの価値はあります。

カエルはすぐに住み着き、水面にアメンボがやってくるでしょう。庭に水辺を作るアイデアはこちらをご覧ください。

10. 野鳥に家を提供する

多くの鳥が、冬の間、餌や巣の場所を見つけるのに苦労しています。そこで、鳥たちに隠れ家や巣、食事を提供してあげましょう。巣箱やバードハウス、餌台や水飲み場などを設置すれば、いろいろな野鳥に庭で出会うことができるようになります。

Tree Swallow Flying Out of Nest Box

生き物が共生する庭は、小さな里山のように、人間にとってもくつろげる空間になります。野鳥が集い、蝶が遊ぶ、小さな生き物たちに優しい庭づくり、今から始めてみませんか?

 

プレビュー画像: ©Pinterest/thesmallgardener.co.uk ©Pinterest/thesmallgardener.co.uk

コメント

おすすめの記事