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バスルーム・洗濯

濃色の衣類の色落ちを防ぐ簡単洗濯ワザ

汗と皮脂汚れが増える夏は、洗濯回数や洗濯物の量が増える時期です。夏物衣類も、コットンやリネン素材などが多く、洗濯もガンガンできるものが多いですよね。

衣類を清潔に保つ洗濯ですが、色の濃いTシャツやジーンズは洗濯回数が増える色落ちし褪せてしまうのが気になりますよね。特にお気に入りのTシャツなどでは、色が褪せてしまうのは避けたいものです。

そこで今回は衣類の色落ちを抑える簡単洗濯ワザをご紹介します。

キッチンにある調味料「塩」や「酢」が活躍

濃色の衣類の色落ちを防ぐ方法として簡単にできるのが、洗濯時に塩や酢を使うという方法です。

色落ちは、主に洗濯する際に、染料が水に溶け出すことで起こります。塩にはカルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれており、これらのミネラルには衣類に使われる染料と結合し、染料を溶け出しにくくしてくれる作用があります。そのため、染料が水に溶け出すのを防ぎ、色落ち防止に役立ちます。

また酢に含まれるクエン酸にも繊維と染料を結びつけ、染料を安定させ色止めをする効果があります。酢には、洗濯の仕上がりをふっくらさせる柔軟剤の効果や消臭効果も期待できます。

塩を使った洗濯方法

洗濯機で洗う場合

大さじ1〜2杯の塩を洗剤を投入する際に一緒に入れます。この場合、洗濯物の量は最大量の80%ぐらいにするとより効果的です。洗剤は普通の洗濯洗剤ではなく、中性洗剤、またはおしゃれ着洗い用の洗剤を使います。また、洗濯コースもおしゃれ着洗いや手洗いなど優しめのものにします。

<手洗いをする場合>
大きめの洗面器に水1リットルにつき、塩と中性洗剤を大さじ1杯ずつ入れ、手洗いをします。

洗濯をした後は、直射日光を避けて衣類は裏返したまま干すようにします。

酢を使った洗濯方法

酢を使う場合は、事前のつけ置きがおすすめです。酢には洗濯槽の汚れを浮かせる効果もあるため、突然酢を入れて洗濯した場合、隠れていた汚れが洗濯槽の中に流れ出し、逆に洗濯物を汚してしまう恐れがあります。

漬けおき方法は、洗面器などに水を入れ、基本は大さじ1杯ほどの酢を加えます。衣類を入れて30分~1時間ほど放置し、そのまま洗濯機に入れて、通常通り洗濯をします。この場合使用する酢は米酢などの穀物酢がおすすめです。

また、塩と酢のダブル使いは、特にジーンズなど色落ちしやすい衣類の色止めに効果があります。(この場合、水1リットルに対し、塩と酢をそれぞれ大さじ1杯ずつ入れます)

塩や酢を使う前に、衣類が色落ちするかどうか確かめたい場合は、タオルを使った確認方法がおすすめです。白いタオルに洗剤をつけて、濃色の衣類の目立たないところを軽くたたきます。 白いタオルに色がついたらその衣類は色落ちしやすいということになります。

濃色の衣類は色落ちがしやすく、特に綿や麻、シルクといった天然素材は色が落ちやすいと言われています。色落ちや色移りを防ぐことは、お気に入りの衣類を長持ちさせることにもつながります。家にあるもので簡単に対策できるのはありがたいですね。

以前紹介した洗濯の豆知識も併せてぜひご覧ください。

プレビュー画像:©︎Pinterest/twitter.com
出典:マイナビニュース, KAJITAKU, せんたくのーと