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Lifehacks

止まらない「しゃっくり」は女性の脳卒中の危険信号?

ヒック…ヒック…となかなか止まらないしゃっくりに悩まされた経験は誰にでもあるでしょう。しゃっくりの大半は明らかな理由なく起こり、しばらくすれば自然に治ります。でも、しゃっくりが数日も続くような場合は、体に大きな負担がかかるだけでなく、注意が必要です。特に女性は非常に深刻に受け止める必要があることを覚えておいてください。

あまり知られていませんが、しゃっくりは女性の脳卒中症状の一つなのです。

女性が知っておくべき脳卒中の症状と、しゃっくりが警告信号となる他の病気をご紹介します。

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脳卒中は男性に多い病気ですが、女性の方が寿命が長い分、重症化するリスクは女性の方が高いと言われています。また、全体的に高齢者に多い病気ですが、若い年代でも脳卒中を発症する人が増えています。脳卒中は早期治療が大切なので、発症時に現れる症状に気がつくことが重要です。

脳卒中とは?

脳卒中は、脳の血管が詰まって脳に酸素が十分に供給されなくなったり、脳内で出血して、脳の機能が損なわれる病気の総称。脳梗塞やくも膜下出血などが含まれます。

隠れ脳卒中

小さな血管で起きた脳卒中の場合、自覚症状がほとんどないこともあります。頭痛がしても疲れているせいだと見過ごしたり、夜間の頭痛に気づかないこともあるのです。その後、MRIやCTなどの画像診断で脳に損傷が見つかり、「隠れ脳卒中」がすでに何度か発生していたと診断されることも少なくありません。

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脳卒中の症状

脳卒中による脳の損傷を回避するためには早期診断が大切。そのため、脳卒中の初期症状を知っておくことこと、そして女性の場合は、男性と症状が異なることを知っておく必要があります。

典型的な脳卒中の症状は、しびれ、麻痺、発話不能、めまい、頭痛などです。でも、女性の脳卒中の初期症状としては、胸の痛みを伴うしゃっくりが知られています。また、頭痛や眠気を伴うしゃっくりも、脳卒中の危険信号です。

脳卒中の危険因子

男女を問わず、高血圧、糖尿病、喫煙、運動不足などは脳卒中のリスクを高めます。しかし、女性特有のリスクもあります。ホルモン剤による避妊(ピルなど)、妊娠(特に妊娠後期と出産直後)、頻発する偏頭痛などです。

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脳卒中を予防するには

脳卒中を予防するためには、健康的なライフスタイルが重要だと言われています。具体的には、健康的な食事をして、ストレスを避け、体を動かし、タバコを吸わないこと。もちろん健康的な生活を送っていても脳卒中になってしまう人はいますが、自分がコントロールできる要因を前向きに変えていくことには大きな意味があります。

しゃっくりで警戒すべきその他の病気

しゃっくりは女性の脳卒中の危険信号というだけではありません。数日続く場合は、男女問わず、次のような原因が考えられます。

  • 胃炎
  • 食道の病気
  • 肺塞栓症
  • 心臓発作

脳卒中だけでなく、心筋梗塞も女性が気づきにくい病気です。また、男性と比べ、女性は体に不調があっても病院に行かない、救急車を呼ばないという調査結果も出ています。「もっと早く診察を受けていれば…」と後悔しないためにも、不調があるときは病院で診察してもらいましょう。

プレビュー画像: ©Flickr/Jan Zeschky ©Flickr/Joe Green