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革新大国スウェーデンの最先端イノベーション11選

スウェーデンは技術革新大国。最新テクノロジーや社会革新が他の国よりもずっと早く根付いています。スウェーデンの街角や店先には、将来私たちの日常を形作るかもしれない、最新の発明品が並んでいるのです。

スウェーデンが革新的なのは、スウェーデン人が北国の厳しい自然を克服してきたことに由来すると言われています。厳しい自然環境のなかでは、いかに国内のイノベーションを促進できるかが成長の鍵なのです。

しかし、以下の記事をご覧いただければ、スウェーデン人が独創的なアイデアを楽しんでいることもお分かりいただけるでしょう。

スウェーデンの最先端イノベーション11選をご覧ください。

1. 尿のリサイクル

スウェーデンでは何年も前から下水から尿を分離する技術が開発されています。その技術をうまく利用しているのがスウェーデンのゴットランド島。ここでは、専用のトイレで観光客の尿を回収し、大麦の肥料にしています。大麦は観光客にビールを提供し、観光客は新たな肥料となる尿を提供するという循環クローズドシステムが成立しているのです。これにより温室効果ガスを最大47%、排水処理にかかるエネルギーを41%削減できます。

2. 屋根付きベビーカー置き場

年間138日もの雨の日があるスウェーデンでは、屋根付きのベビーカー置き場が店先に設置されています。このアイデアは日本や他の国でもすぐ導入できそうですね。

3.父親

スウェーデンでは、父親は最低3ヶ月の育児休暇を取らなければなりません。育休取得は義務なのです。また、10日間の有給育児休暇も取得できます。育児を当たり前にするという父親像はおむつのパッケージからも伺われます。

4. 高速インターネット

モバイルワークに関しては、スウェーデン人はかなり先を行っています。スウェーデンには離島がたくさんありますが、そこでも高速インターネット接続が可能です。

5. Wi-Fiステーション付きゴミ箱

インターネットといえば、このスウェーデンのゴミ箱は無料Wi-Fiステーションを兼ねています。ゴミ箱にゴミを捨てると無料のWifiにアクセスできるのです。これにより、たとえば、イベント会場などで人々がゴミを適切に処理するようになるというウィンウィンの関係が成立しています。

6. 地下のバキュームパイプ

スウェーデンの多くの地域では、陰圧を利用して廃棄物を直接処理場に運ぶ地下廃棄物システムがあります。これにより、ゴミ箱、ゴミ収集車、騒音、排気ガスが削減されます。ちなみに、このシステムの最初の稼動は1961年というから驚きです。

7. メッセージ付き献血

スウェーデンでは、献血した血液が誰かの役に立った場合、献血者にメッセージが送られます。自分の小さな行動が実際に他の人の役に立っていることを知ることは、大きなモチベーションになるようです。

Blood donation

8. 地下鉄アート

ストックホルムの地下鉄は駅自体が巨大なアート。公共交通機関に乗るだけで美術館に行ったようなお得な気持ちになります。

Radhuset metro - HDR

9. 双方向バス

スウェーデンのマルメではこの長いバスは前後に運転席がついていて、どちら向きにも走ることができます。

10. 放置自転車の再利用

スウェーデンには放置自転車が多くみられます。放置自転車には、オレンジ色のステッカーが貼られ、1年間持ち主が引き取らない場合は、修理されて安く再販されるようになります。

Abandoned Bicycle

11. ズボンの代わりにスカート

このスウェーデンの電車の運転手も革新的でしょう。スウェーデンの鉄道会社では仕事中の短パンが禁止されているため、彼らは汗をかかないようにスカートを履いています。

スウェーデンに興味が湧きましたか?スウェーデンの「ちょうどいい=幸せ」を意味する「ラーゴム」についても、ぜひお読みください。

出典:brightside
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