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料理のヒント

時間がない時にもおすすめ|鶏胸肉を柔らかくするコツ

低カロリーで高タンパク、ダイエットにもぴったりの人気の鶏胸肉。しかも価格も安価なことから、体にもお財布にも優しい優秀食材です。

でも、鶏胸肉はもも肉に比べ脂肪分が少なく水分がとても多いため、火を入れるとパサパサになってしまい、ジューシーさに欠けてしまうのが難点。またパサパサして硬くなると、せっかくのお肉が固く味気ないものになってしまいます。

そこで今回は、鶏胸肉をジューシーで柔らかくする切り方のコツをご紹介します。

鶏胸肉を柔らかくするポイントは繊維

1枚の鶏胸肉をよく観察してみると、繊維の向きが3種類存在していることがわかります。この繊維の向きに包丁でお肉を切ってしまうと、繊維の弾力が残ってしまい、調理した時に硬い食感になってしまいます。

そのため、硬い食感をなくすには、繊維を断ち切るように切るのがポイント。こうすることで、鶏胸肉を食べたときによくある、硬くキシキシする食感がなくなり、ジューシーな柔らかいお肉にすることができます。

それでは、詳しい切り方を説明します。

<鶏胸肉を柔らかくするカットの方法>
①鶏胸肉を繊維の方向ごとに3つのブロックに切り分けます。
②各ブロックの繊維に対して包丁を垂直に当て、切り分けます。切り分けた鶏肉の1本1本の繊維が短くなり、柔らかい仕上がりになります。

また、この後調理した時に水分が逃げないよう砂糖や片栗粉でコーティングすると、さらにふっくらと仕上げることができます。

鶏胸肉を柔らかく仕上げるには、塩や砂糖、水で作るブライン液に事前につけておく方法もあります。ブライン液につけておく事で、鶏胸肉の水分量をアップさせ、さらには水分をお肉の中に閉じ込めることができます。ただ、ブライン液を利用する場合は事前のつけ置き時間も必要となってきます。

そのため、漬け込む時間が待っていられないという時や、買ってきてすぐ調理したい時などは、今回紹介した繊維を断ち切る方法がぴったりですね。

鶏胸肉を使ったレシピや、美味しい食べ方など以下の記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。

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プレビュー画像:©︎Twitter/kirari_Kurakuen

出典:ESSE Online, トクバイニュース