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ヘルスケア

爪が剥がれたらどうする|爪を再び生やすために知っておきたいこと

家の中や外で子供と遊んでいる最中など、素足やサンダルの季節がやってくると、足の指を家具の角にぶつけたり、階段の段差に引っ掛けてしまうことありますよね。靴下や靴のガードがないため、衝撃の大きさから爪が剥がれた..と言う痛ましい怪我をしてしまうことも。

爪が剥がれてしまった時は、応急処置をした後に形成外科のある病院で診てもらうことが大切です。放置したり時間をおいてしまうと、怪我をした箇所から雑菌が入り炎症を引きおこしてしまうことも。爪は物をつまんだり、足指に力を入れたりするなど、日常生活において非常に重要な役割を果たしています。

爪が剥がれた時に応急処置で大切なこと

爪が剥がれてしまった時に重要になる速やかな処置ですが、病院に行く前の応急処置の時点で覚えておきたい大切なことがあるのです。

剥がれた爪は捨てない

爪が剥がれた時に覚えておきたいのが、剥がれた爪を捨てずに病院へ持っていくということ。残業キライ子ちゃんさん(@monamick30)さんは、爪が剥がれた旦那さんのケースをツイッターで紹介。剥がれた爪が、爪の再生にとって必要だったことを紹介しています。

剥がれた爪を持っていかなかったら新しい爪が生えてこなかったと聞かされたツイ主さんですが、剥がれた爪は爪再生に一体どのような役割を果たすのでしょうか。

剥がれた爪の役割

私たちが日頃爪と言っている場所は爪甲(そうこう)、皮膚の下にある爪の付け根から奥は爪根(そうこん)と呼ばれています。ここには爪の元になる大事な爪母(そうぼ)という部分があります。爪の再生にはこの爪母細胞が皮膚の下に残っているかどうかで、治療方法は違ってくるそうです

万が一怪我などで爪が剥がれた場合、剥がれた爪は新しい爪が生えてくるまで元の位置に戻すことで、新しい爪が少しでも凹凸の無い綺麗な爪に生えるように助けてくれるのだそう。また、爪の剥がれ具合によっては爪再生のための貴重な材料になります。

爪が剥がれた時の応急処置

爪が一部剥がれた場合

無理に剥がしたり切ったりせずに、残っている爪は傷口を被せるようにし、上から包帯などで保護をして病院へ行くようにします。その後は、新しい爪が生えてくるまで待つのが基本。新しい爪がある程度生えてきたら古くなった部分の爪はポロッと取れます。

爪が丸ごと剥がれた場合

もし幹部が汚れていたら流水で洗い流し、その後はガーゼや包帯などで優しく患部を保護して病院へ向かいます。病院では医師により爪の爪母細胞が残っているかどうか判断してもらい、適切な治療を受けます。剥がれた爪は、怪我をした本人の貴重な組織として治療に生かすことができるため持参をします。ケガの状況によっては、剥がれた爪を固定するために縫い付ける「シラー法」という爪の縫合方法もあるそうです。

また万が一、剥がれた爪が見つからないという場合でも、爪母が残っていれば爪は再生します。その場合、爪が抜け押した後の隙間と爪がくっついていた部分がくっついてしまうと、新しい爪が生える際に痛みを伴ったり、変形して生えてきてしまうことがあるため、専用のフィルムシートや人口爪などを使う治療方法があるそうです。

爪が剥がれてしまった場合、剥がれ具合によりそれぞれ病院での治療を受けますが、それ以降は新しい爪が生えてくるの待つことになります。大人では半年ほどかかるそうです。

爪が一部剥がれた時などは、つい捨ててしまったり、必要ないと自己判断してしまいそうになりますが、爪は捨てずに病院へ一緒に持っていくと覚えておくと治療に役立ちそうですね。

以前紹介した歯が折れた時の応急処置方法や傷を早く治す方法はこちらをご覧ください。

プレビュー画像:©︎Pinterest/muitochique.com
出典:まいどなニュース, よしき皮膚科・形成外科