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騙されているかも…相手の嘘を見抜く3つのコツ

誰もが人生で一度は嘘をついたことがあるのではないでしょうか。嘘をつく理由には、相手を傷つけないためやコミュニケーションを取る上での衝突を防ぐためというものから、体裁を保つため、自分をよく見せるため、責任逃れのため、または隠し事があるため、といった自分を守るためのものまでさまざまあります。

小さな嘘から大きな嘘まで、社会生活を送る上で私たち人間は嘘をつく生き物だと言われています。でも、人を騙したり、陥れる悪い嘘はどんな時でも許し難いものです。

そこで今回はそんな「悪い嘘」を見破るためのコツについてご紹介。数年前、アメリカで発表された凶悪犯罪者を尋問するための方法ついての研究によると、嘘を見抜くには3つのポイントがあるのだそうです。

嘘を見抜く3つの方法

1. 相手に話をさせる

会話をすることで私たちは互いを深く理解することができますが、嘘を見抜くときも、相手と会話を続けることが大きな役割を果たします。というのも、嘘をついている相手は真実ではない事柄について、詳細を語ることができません。そのため、聞き上手になって相手にどんどん質問をしていきます。しかし、人を陥れようと悪い嘘をつく人は準備も周到。その辺りまで計算をしているかもしれないので、会話の途中であまり関係のない質問を交えると、相手の計画を崩すことができます。

例えば、レストランに行っていたというのであれば、当然のように同伴した人や食事について話が出るはずです。そんなときに、イスは何色だった?とかレストランのインテリアなど、少し関係のない質問をして相手の様子を伺います。

2. 感覚的か理論的か

研究では、「リアリティ・モニタリング」という考え方について紹介されています。人は経験をしたことに関しては、その時の匂いや光など感覚のこともよく覚えています。一方で、嘘として作り話を記憶として話そうとする人には、この感覚に感する情報が不足しているため、つい頭で考えたことを話すようになります。

リアリティ・モニタリンでは、このように人がどのように記憶を保存するのか、またどのように作り話を保存するかについて、違いがあると言及しています。

例えば、出かけたときの天気について、雨が降っていたのであれば、雨に濡れて不快だった感覚や、雨音の記憶などを思い出すはずです。しかし、嘘や作り話の場合は感覚に関する記憶は欠けており、雨だったから傘を持っていったなど理論的な話になる傾向があります。

3. 相手を忙しくさせる

人の脳は嘘をついているとき、真実を押さえ込み、作り話を語るため、とても忙しく働いていると言われています。一方で、真実を語っているときの脳はとてもリラックスした状態なのだそう。嘘を見破るには、嘘をついている最中に他の作業をさせて、脳をもっと忙しくさせるのがコツです。他作業の処理に忙しい脳は、説得力のある立派な嘘がつけなくなります。

例えば、パートナーの浮気を疑う場合は、運転中など他に集中しなくてはいけないときに質問を投げかけてみるといいかもしれません。また、アリバイ工作をしているように感じたら、時系列が逆になるような質問の仕方をしてみるといいでしょう。

嘘を見破るための尋問方法についての研究には、アメリカのCIAやFBIなどといった機関も携わっています。何だか相手に陥れられている気がする、怪しいにおいがすると思ったら、今回紹介した方法を試してみてください。被害を被ったり、面倒な事態から自分を守ることができそうです。

嘘を見抜くコツについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

プレビュー画像:©︎Pinterest/leboncombat.fr

出典:カラパイア, Forbes