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ヘルスケア

いつもよりうんちが臭い?においから考えられる8つの病気

大便がにおうというのは誰もが経験してる事実ですが、そんな中でも大便には気をつけたいにおいとそうでないにおいがあるそうです。

大便が臭う時
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この記事では、うんちのにおいからわかる健康状態や危険な臭さについてご紹介します。トイレで大きい方の用を足した時、酸っぱいにおいや、腐ったようなにおい、またアンモニアのツンとしたにおいがしたらそれはもしかしたら体からのサインかもしれません。

トイレ
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もちろん、大便のにおいは、必ずしも病気のサインとは限りません。多くの場合は食生活に起因し、何をどれだけ食べたか、薬を飲んでいるか、などによってにおいのキツさが左右されます。チーズや牛乳などの乳製品や、豆類をたくさん食べた翌日は、においがけっこうしますよね🚽

うんちを臭くする可能性のある8つの病気

最近、大便のにおいや色、または形状が変わった….そんな心当たりがありますか?そんな時は一度病院で検査をしてもらった方がいいかもしれません。というのも、大便は健康のバロメーターと言われるように、色や形、においは腸内環境を表すだけでなく、体のさまざまな疾患を教えてくれると言われています。もし、日常的に腹痛や吐き気、頭痛などの症状がある場合、何かしらの病気や消化器系疾患の可能性があるそうです。

1. 胃潰瘍

もしうんちから鉄臭いにおいがしたら、胃潰瘍、または胃腸に内出血がある可能性があります。

2. グルテン不耐症

病気などの疾患だけでなく、牛乳や小麦などといった特定の食べ物を消化・分解する酵素が不足している体質である食物不耐症の場合も大便のにおいに影響を与えると言われています。例えば、酸っぱいにおいがする大便の場合はグルテン不耐症である可能性があります。

3. 乳糖不耐症

牛乳や生クリームなど乳製品を食べた後に便のにおいが特別強くなるという場合は、乳糖不耐症が原因である可能性があります。

4. 膵炎

膵炎が起きると、特に脂質の消化・吸収が悪くなると言われています。そうなると、消化する力が弱まり、脂質はそのまま脂肪便(便器の中に油が浮くような便)となったり、下痢がみられるようになります。この時、においは酸っぱく、色は白〜灰色であることが多いそうです。

5. 炎症性腸疾患

また、酸っぱいにおいは、クローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患の場合もあります。

お腹を抱えて痛がる女性
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6. 嚢胞性線維症

遺伝性疾患である嚢胞性線維症は、特定の分泌腺が異常な分泌物を産生し、特に肺や消化管が損傷を受ける疾患です。この疾患の場合、膵臓から消化酵素が分泌されなくなり消化不良になりやすいと言われています。そのため、便が脂肪便のようになり、強いにおいがすることがあります。

7. 大腸憩室症

大腸憩室症とは、何らかの原因で大腸の壁に「憩室」と呼ばれる窪みができてしまい、そこに便などが詰まり炎症を起こしてしまう病気です。この病気になると、食べ物が憩室に残り腐敗することから、大便が硫黄のようなにおいになってしまうそうです。また、大便のにおいの他にも下痢や便秘、またおならのにおいも硫黄臭くなると言われています。

8. 肝臓・腎臓疾患

もし大便がアンモニア臭いという場合は、肝臓や腎臓に疾患がある可能性があります。

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トイレで大きい方の用を足した時、すぐ流さず形状や色を確認するとよく言いますが、においも体の健康を図るための大切な要素。自分で出しておきながら、あまり嗅ぎたくないにおいではありますが、健康のためにあまりにも気になるにおいの時は、様子を見て病院を受診することをおすすめします。

体が出す健康サインについては以下の記事でも紹介しています。

出典: liebenswert-magazinpraxisvita
プレビュー画像: ©Media Partisans