ヘルスケア
体からのお便りでチェック|体の脱水状態を確かめる目安
運動量が減り部屋の中にいる時間が増える冬は、実は水分不足に陥りやすいのはご存じでしたか?夏場は暑くて喉も乾くので、水分が不足しているのがわかりやすいですよね。冬場は気をつけていないと、水分量が不足していることが多いのです。
今から紹介する方法で自分の体に水分が十分足りているかどうか、確認することができます。脱水状態のチェックの目安となるのが「尿の色」です。
トイレに入った時に、排泄後にすぐに便座に蓋を下ろし流してしまう事がほとんどですが、排泄物は体からのお便り。特にこれからの夏を迎える時期は、自分の尿の色を見る事で体がどのくらい水分を欲しているのか見て取る事ができます。
目安となるチャートがこちら。
脱水の症状については実は尿の色で判断できる。知人の陸自レンジャーは尿の色で自分の脱水限界を判断していると聞いた。今後暑くなってくるので知識として覚えておこう。出典元: https://t.co/crQxGcSt7T pic.twitter.com/ulZmKoiqLw
— ぱやぱやくん (@paya_paya_kun) May 16, 2021
こちらは厚生労働省のHPで掲載されているもので、尿の色ごとに適切な水分摂取の量が記載されています。チャートの2番目からは、1時間以内に250ml、今すぐ250ml…と色が濃くなるにつれて、直ちに水分補給をするように指示が出ています。
尿の黄色は元は、血液中の赤血球の赤いタンパク質分子のヘモグロビンに由来するものと言われています。古くなった赤血球は脾臓で分解され、肝臓を経て腸へ行き、大便として排出されます。しかし、一部が腸内細菌の作用でウロビリノーゲン(黄色)という成分に変わった後、再吸収されて腎臓にたどり着き、尿となるのです。しかし、尿として捨てられる時に腎臓は体液の濃さを一定に保つため尿の水分量を調節します。この時、体内の水分が足りないと尿量が減って濃い色となってしまうのです。
ただ、朝一番の尿の色が濃い場合は、必ずしも脱水症状にあるわけではありません。睡眠中は尿量を減らし、尿を濃縮する作用が働いています。また、ビタミンB群などが入ったサプリメントやドリンクを飲んでいる場合は、尿本来の色より鮮やかな濃い黄色の尿になる事があります。
このチャートの投稿主であるぱやぱやくんさん(@paya_paya_kun)によると、水分補給時にはしょっぱいものを合わせて食べると良いとのこと。
水分補給するに合わせてしょっぱいもの食べると良いと言われています。なお陸上自衛隊では梅干し純をよく食べます。https://t.co/aIIrXdoM0G
— ぱやぱやくん (@paya_paya_kun) May 16, 2021
特に最近では仕事や勉強時など熱中している時や、マスク生活により喉の渇きに気づきにくくなったりと、つい水分補給を忘れてしまい知らず知らずのうちに体が脱水状態になる「隠れ脱水」が起こりやすい時です。紹介したチャートの色を目安に、脱水症状に気をつけていきたいですね。
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プレビュー画像:©︎Pinterest/みちよ かたやま


