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ベッドのダニ退治 効果的な7つの対策
肉眼では見えなくても、ベッドの中には100万~200万匹のダニが生息しています。そして、どんなに掃除をしてもベッドのダニを完全に駆除することはできません。
ほとんどのダニはそれ自体は無害です(なかには人を刺すダニもいます)。でも、ダニの多い環境ではダニの糞や死骸でアレルギーになる可能性が高くなります。そのため、ダニを不用意に繁殖させないことはとても大切なのです。
ダニアレルギーの見分け方?
ダニは人間のフケやアカを餌にするので、人間の近くにいることを好みます。しかし、ダニはとても小さいため、肉眼ではほとんど見えず、顕微鏡でしか見ることができません。
この小さな虫は、20℃以上の温度と高い湿度を好みます。そのため、ベッドはダニにとって理想的な環境となるのです。ダニの死骸や糞がアレルギー反応をもたらします。ダニ由来の主なアレルギー症状には、以下のようなものがあります。
- 目の充血、かゆみ
- 頻繁なくしゃみ
- 鼻水や鼻づまり
- 咳、ぜんそく
- 喉の痛みや頭痛
- 呼吸困難
- 湿疹
夜に上記の症状が出た時は、病院でダニアレルギーの検査をしてもらいましょう。

この記事では、ベッドに生息するダニの数を大幅に減らす効果的な方法をご紹介します。
1. こまめに換気
高温多湿を好むダニがベッドの中で居心地よく感じるのも不思議ではありません。そのため、ダニを退治する効果的な方法は、新鮮な空気を送り、湿度をしっかり下げること。起床時に換気を行うとよいでしょう。

2. 朝のベッドメイキングの方法
朝のベッドメイキングのやり方も、ダニの数に影響します。ダニがベッドで繁殖するのを防ぐには、ベッドの上に布団を広げっぱなしにしてはいけません。私たちは夜に汗をかきます。ダニにとって湿った布団の中は繁殖にうってつけの環境。朝になったら掛布団を折り返すか、他の場所におくことで、マットレスの通気が良くなり、乾燥します。同じ理由でベッドにカバーをかけるのも朝はタブーです。
天気の良い日はベランダや庭で枕や掛布団を干しましょう。布団を干した後は掃除機をかけるのもお忘れなく。

3. シーツや布団カバーはこまめに洗濯
ベッドリネンは定期的に洗濯して交換しましょう。ダニは熱に弱いので、寝具を60℃以上の温水で洗うか、乾燥機にかけるのが効果的。ベッドに置くぬいぐるみなども定期的に洗いましょう。布団乾燥機も有効です。
ほとんどの場合、ダニは布地の表面に直接付着します。布団カバーをはがす時は、寝室全体にダニを撒き散らさないように、丁寧に引き剥がすようにしましょう。
4. 枕を凍らせる
ダニは熱と同様に、極端な寒さも嫌います。そのため乾燥機にかけることができない枕やぬいぐるみは、24時間冷凍庫に入れておくとよいでしょう。冬の氷点下の気温下にマットレスを数時間外に出しておくことのも効果的。こうすることで、空気を入れ替え、同時にベッドのダニを退治できます。

5. 掃除機をかける
掃除機は、マットレスに付着したダニの糞や死骸を取り除くのに役立つだけでなく、人のフケやアカも吸い取ってくれるので、ダニ退治の重要なツールになります。アレルギー体質の方のために、小さな粒子も確実に吸い取る特殊フィルターを搭載した掃除機もあります。
6. マットレスは定期的に裏返す
ダニの繁殖を防ぐためには、定期的にマットレスを動かして、通気をよくする必要があります。例えば、頭側と足側の端を入れ替えたり、裏返したりしてみましょう。また、マットレスに下から空気が入るように、床に直接置かず、すのこ状のフレームなどの上に置くようにしましょう。古いマットレスは、約8年ごとに新しいものと交換してください。

7.ダニ防止シートやダニ用スプレー
必要に応じて、ダニ防止シートやダニ用のスプレーを使ってください。
化学物質が苦手な人は、ティーツリーオイルがオススメです。空のスプレーボトルに水200 mlと30mlのティーツリーオイルを入れて、よく振ってから、布地に丁寧にスプレーしてください。スプレーの後は換気をして、しっかり乾かしましょう。最後に掃除機をかけるのもお忘れなく。

ダニを完全に駆除することはできませんが、数を大幅に減らし、アレルギーを起こしにくくすることは可能です。
大切なのは寝室や布団にしっかり掃除機をかけ、部屋の換気やマットレスの通気をよくして、湿度を低く保つこと。安心して気持ちよく眠るためにも普段からダニの嫌う環境づくりに気を配りましょう。
出典: boxspring-welt, utopia, softsan
プレビュー画像: ©Flickr/Consumerist Dot Com ©Wikimedia/Jacopo Werther
