Lifehacks
見つけたら拾って欲しい|鳥類にとって脅威となる紐や釣り糸のポイ捨て
最近ますます人気のキャンプやBBQ。しかし残念なことに、食べ残しなどのゴミをそのまま放置したり、川で洗い物をするなどと言うアウトドアでのマナー違反も問題になっています。このような行為は自然だけでなく、そこに生息する動植物の生態系へ悪影響を与えるとし、ネットを中心にたびたび注意が呼びかけられています。
炎上覚悟で言います。
— 【公式】B-THINGS@アウトドア専門店 (@b_thing_) July 27, 2021
BBQをしていて、余った焼き肉のたれや川で洗い物をする人。
自然破壊をしているという認識ありますでしょうか。
その一滴が、魚を殺しキャンプ場を閉鎖し周りに回って自分に返ってきてBBQ禁止の場所でBBQをする。
もうやめよ。自然を壊す自己中な行動は。次世代にもつなげよ。
ツイッターユーザーのももちさん(@YGO_sukisukipi)は「こういうの見つけたら拾って下さい」とある写真を投稿。
こういうの見つけたら拾って下さい
— ももち (@YGO_sukisukipi) September 6, 2021
( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
これに絡まって命を落とす子、足を切断する子がいます。。
お願い致します(´;ω;`) pic.twitter.com/x4EQUj9CCo
ツイートにはビニール紐のようなものが映った写真と共に「これに絡まって命を落とす子、足を切断する子がいます」とも記載されています。ももちさんによると、街中に落ちているビニール紐などのゴミはハトを始め他の野鳥や小動物の足に絡まりやすく、自分で取り除くことができないため、場合によっては足の指に巻き付いて組織が壊死してしまい切れ落ちてしまうことがあるそうです。また、足だけでなく体に絡まってしまった場合は命を落としてしまう原因となってしまうことも。
この子は助けてあげられたんだ
— ももち (@YGO_sukisukipi) September 6, 2021
( *´﹀`* )
腫れてなくて良かった
間に合った
今頃元気にしてるかな。。 pic.twitter.com/HaRGCRBkRs
また、こちらは海釣りに行った際にももちさんが見つけたという釣り糸、針、結束バンドなどのゴミの数々です。
海釣りした時に落ちていた物がこんなに。。針もそれに結束バンドまで。。
— ももち (@YGO_sukisukipi) September 6, 2021
絡まって外れなかったり飲み込んだりしてしまった後は死が待っています
ゴミはしっかり持ち帰ってください。
気づいたら拾って下さい
時間なくて全ては無理だったけど短時間でこれだけ。。
心からのお願いです pic.twitter.com/GFSB1kFzJO
私たち人間にとっては小さなゴミかもしれませんが、体の小さいハトやその他の野鳥、また犬や猫にとっては体に絡まったり、刺さったりした場合には、すぐに命の危険につながってしまうものばかり。こちらは片足の指を全て失ってしまっているハトの動画です。
この子は片足の指は全部なかったんだ。。
— ももち (@YGO_sukisukipi) September 6, 2021
この子も救いたかったな。。
ご飯少しあげるくらいしか出来なかったけどどこかで元気にしてて欲しいな。。 pic.twitter.com/ZLMzfFgBHv
ももちさんはゴミを持ち帰ること、また見つけた場合は拾って欲しいと「心からお願いです」と切実に訴えています。
お優しい人、拡散お願い致します
— ももち (@YGO_sukisukipi) September 6, 2021
1人でも多くこの事を知って欲しいです。一人一人の行動で何百何千何万それ以上の命を救う事ができます
ポイ捨ても辞めてください。
私から伝える事はこんなくらいかな。。
とりあえず多く拡散して下さい
お願い致しますm(_ _)m
このももちさんのお願いに他のユーザーたちも共感。数多くの声が寄せられています。
マナーと言いますか、当たり前のことですよね💦
— まるこ🐾【FIP寛解】 (@maruko20200601) September 7, 2021
ゴミは持ち帰る🥲
子供でもわかる事です😢
人間のせいでお外で暮らす動物達の命が脅かされる事があってはならないと思いました😭
大事なtweetですね。
— ジョセフ・エイミー369衛門🗣️ (@FKLQsAalXD9ZQqB) September 8, 2021
近所の公園で似たようなことをやっています。鳥や小動物が体内に入れたら危険なものを、ゴミ置き場でないところに捨てられているのを目にする度に拾っています。
人間にとっては『たかが・・』ですが、
— piakumi 動物&自然を守りたい (@piakuminyann) September 9, 2021
野鳥🐦🐥にとっては、
『命取り』です😭💦 https://t.co/C790KsMMFH
この都市部に生息し足指を失う鳥類たちについて、特にハトに関しては、これまで、感染症や化学汚染物質に起因する可能性が指摘されていたそうです。しかしフランス国立自然史博物館(MNHN)とリヨン大学による新たな研究の結果では、大気汚染や騒音公害の発生率が高い地域に生息するハトは、緑の多い環境に生息するハトに比べて足の指が少ない傾向がみられたとのこと。

また、パリ市内46カ所でハトの足指切断の発生状況を調査したところ、理容室や美容室の密度に応じて切断が増える傾向が明らかになったと言う結果も出ているそうです。これには人間の髪の毛がハトの足指に絡まり、切断の原因である可能性となっていることが指摘されています。
隅田川テラスにいた脚を痛めた鳩をよく見ると、片足が糸でがんじがらめ。
— アガシン@下町ブロガー、住まいも職場も下町。 (@Shitamachi_cat) September 29, 2019
捕獲して、ガッチリと食い込んだ糸を取りました。✂️
よく足指を失った鳩を見かけるけど、こんな理由なんですね。 #鳩 #野鳥 #野鳥写真 pic.twitter.com/zYO1fcF5qS
ゴミを適切に処理しないことは自然を破壊するだけでなく、そこに生きる生物たちの暮らしや存在そのものを脅かしてしまうことになります。人間にとっては「大したことない」糸や小さな針でも、動物たちにとっては脅威になりかねません。
こっちははまだ釣り糸の絡みが緩く、足は生きている。しかし右足は指が開かず、そのうちに酷いことになるだろう。糸を切ってやりたいが、簡単には捕まってくれん。 pic.twitter.com/dYf14fyAAO
— みるぷさん type-Variant (@mirupu_typVar) August 26, 2020
ももちさんのお願いが少しでも多くの人に届き、人間が出したゴミによって他の動物を傷つけてしまうということが少しでも減っていきますように。
以前紹介したこちらの記事もご覧ください。
プレビュー画像:©︎Twitter/YGO_sukisukipi


