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Lifehacks

【ところ変われば…】世界の珍法律・禁止事項

法律といえばお固いイメージ。でも、世界には「それ本当なの?」とおもわず疑ってしまうような変な法律があるのをご存知ですか?国が違えば常識も習慣も違います。世界には日本では考えられないような驚きの法律や信じられない禁止事項が色々あるのです。

では、世界各地の13の謎すぎる禁止事項をご覧ください。

1. ロシア

ロシアには泥だらけの汚い車に対する罰則があります。ロシアであまりにも汚い車に乗っているところを警察に見つかると、最高2万5000円程度の罰金が科せられるということ。これはレンタカーにも適用されるそうです。

2. イタリア

イタリアのヴェネツィア近郊にあるエラクレアという自治体では、海岸に穴を掘ったり、砂の城を作ることが禁止されています。理由は、ビーチを歩く人の通行の邪魔になるから。でも、砂のお城を作っていて罰金をとられるなんて理不尽すぎる気もします。

3. ドバイ

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでは公衆の面前でキスやハグをすることは不道徳であると考えられており、刑罰の対象となります。刑は最短でも6ヶ月の拘束という厳しいもの。手をつなぐことも歓迎されません。

Kissing at Hurricane Festival 2009

4. イタリア

2008年、ヴェネツィアの有名なサンマルコ広場で鳩に餌をやることが禁止されました。これは、鳩が餌をつつくことで大理石像や石造りの建物に傷がつくことを防ぎ、鳥の糞害をなくすための措置ということ。違反すると罰金が科せられます。実際、この禁止令が出されてから鳩の数は目に見えて減っているそうです。

5. ギリシャ

ギリシャの遺跡のある古都では、ハイヒールが禁止されています。ちょっと驚いてしまいますが、細くて硬いヒールが歴史的建造物、特に石造りの床の劣化を加速させる、というのが禁止の理由。そう言われれば納得ですね。たとえば、アテネのアクロポリスではハイヒールは禁止です。

So L.A.

6. アメリカ

アメリカではおもちゃが中に入った食品の販売を禁止する法律があります。1938年成立と意外に古いこの法律は、子どもがおもちゃを喉に詰まらせる可能性がある、という理由で施行されています。たとえば、イタリアのフェレロ社が販売している卵型のチョコ「キンダーサプライズ」(日本では販売終了)は、アメリカに持ち込むだけで罰金の対象となるそうです。

7. シンガポール

シンガポールでは現在、ガムを噛むことが禁止されています。公共の場所や備品にガムをつけるイタズラが多発していたことを背景に、1992年にガム禁止の法律が施行されたのです。国外からガムを持ち込むだけで罰金もしくは禁固刑が課されます。

なお、シンガポール国内ではガムは販売されていませんが、ニコチンの代替品や歯科用のガムなど医療上の理由があり、申請すれば、購入可能だそうです。

8. カリブ諸島

カリブ海のアンティグア、バルバドス、ジャマイカ、グレナダ、トリニダード・トバゴの各島では、迷彩柄の服を着ることは軍人にのみ許されています。違反すると、重い罰金が課され、逮捕されることもあります。

他にも多くの国で一般の人が迷彩柄の服を着ることは禁じられているため、海外に行くときは、迷彩柄の服は避けたほうがよさそうです。

Camouflage chest waders, made by AJ Group

9. スリランカ

スリランカは国民の大多数が敬虔な仏教徒。仏教の画像や仏像などへの冒涜は深刻な犯罪とみなされます。たとえば、仏像のタトゥーを入れた観光客が入国を拒否されたり、仏像に気安く触ったりすると罰金や禁固刑に処せられることもあります。仏像を背景に写真を撮ることも控えたほうがいいでしょう。

10. タイ

タイでは電子タバコの喫煙は地元の人も観光客も含めて厳しく禁止されています。電子タバコを所持しているだけで、10年以下の懲役刑または約170万円の罰金に処せられることもあります。

11. イギリス

これはまさに奇抜な禁止事項。イギリスの国会議員は国会議事堂内で死ぬことを禁じられています。万が一、議事堂内で死亡した場合は、死亡証明書が発行される前に死体を建物から運び出さなければならないのです。国会は王室の宮殿としての地位を持っているため、国会議事堂内で死亡した人は国葬に値することになり、それを回避するためこの法律が制定されたということです。

12. スイス

スイスではなんと夜10時以降にトイレの水を流すことは禁じられています。これは水を流す音が近隣に迷惑となる、という理由から。お腹を壊した時などはどうするのでしょう?

©Getty Images

13. フランス

フランスでは多くのプールで男性のダボっとしたトランクス型水着が禁止されており、体にピッタリとフィットした水着や競泳用水着のみが許可されています。トランクス型は、不衛生であり、ポケットの中の土や砂によってプールのフィルターシステムを詰まらせてしまう可能性もある、という理由だそうです。

なかには、かなり理不尽に思える規則もありますが、郷にいれば郷に従えと言いますから、その国のルールに従わなければなりません。次回、旅行に行かれるときは、「うっかり違反してしまった!」なんてことにならないようご注意ください!

世界の面白い禁止事項に関しては、以下の記事も併せてご覧ください。

プレビュー画像:  ©Pinterest/Seno Sulovski ©Pinterest/npr.org