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【意外と知らない】日常アイテムの隠れ機能8選

私たちが日頃接するさまざまなモノや道具。ほとんどは機能や効能がはっきりしているのですが、なかにはあまり知られていない隠れ機能をもっているものもあります。この記事では、いろいろなモノに隠された創意工夫や知って得する機能をご紹介します。

1. エスカレーターのブラシ

エスカレーターの両側の足元にブラシが付いているのを見たことがありませんか?たまに、あのブラシで汚れた靴を磨いている人もいますが、あれは靴磨きではありませんよ。あのブラシは安全装置で、長いスカートやズボンの裾が巻き込まれないように付けられているのです。触らないようにしましょう。

Escalator

2. ゴルフボールの窪み

ゴルフボールにつけられた薄いくぼみを「ディンプル」(英語の「えくぼ」)と呼びます。ゴルフボールは発明された当初は白くて滑らかな球体でした。ところが、使っているうちに表面に傷がついたボールの方が飛距離が伸びることがわかり、表面を叩いてわざと傷つけたボールが発売されるようになりました。今ではボールメーカーはディンプルのデザイン開発に余念がありません。

Golf Ball

3. 輸入果物についているシールの番号

輸入物の果物や野菜に貼られたシール、見たことありますよね?実は、あのシールにつけられた番号はPLUコードと呼ばれ、価格、栽培方法などいろいろな情報が含まれているんです。

例えば、5桁で始まるコードが「9」で始まる場合、その商品は有機基準に従って栽培されたことを意味します。以前は「8」で始まるコードは遺伝子組み換え食品であることを示していたのですが、残念ながら現在「8」は有機製品にも使用されています。

Shades of Banana

4. 任天堂のゲームカートリッジ

任天堂のゲーム機「Nintendo Switch」のゲームカートリッジには強い苦味が付けてあります。これは子どもが口に入れて飲み込んだりしないようにするためなのだとか。この苦味には「安息香酸デナトニウム(denatonium benzoate)」と呼ばれる化学物質が使われているそうです。この成分は最も苦い物質としてギネス世界記録にも登録されているのですが、健康には害はありません。

Balloon Kid cartridge and case (GameBoy)

5. 木製ハンガー

木製のハンガーは、洋服がずりおちにくく、型崩れ防止にも有効。でも、それだけではありません。例えば、杉の木で作られた木製ハンガーは、自然の香りで害虫よけにもなり、木が湿気を吸収してカビ防止にも効果的です。

こちらの記事は古いハンガーの有効活用方法をご紹介しています。

wooden hangers

6. コインの縁のギザギザ

昔は、お金は金や銀などさまざまな貴金属で作られていました。こうした貴重な硬貨には偽造や金属の削り取りを防ぐために溝が刻まれたり、刻印が掘られたりしていました。現在では簡単に偽造できなくなりましたが、今のコインには視覚障害者が財布の中のお金を手触りで識別できるようにギザギザや波型が彫られています。

Coins

7. 燃料計の三角形

車の給油口が右側か左側かわからなくなって困ったことはありませんか?車から降りずに、簡単にわかる方法があります。燃料ゲージの横に三角の矢印がありませんか?給油口が左側にあるクルマならば燃料計の左側に「左向き」に、右側ならば燃料計の右側へ「右向き」の三角形マークが付いています。チェックしてみてくださいね。

Fuel Guage

8. 巻尺(メジャー)の端の穴

家にあるメジャーの金属のフック部分に穴が空いていませんか?この穴は、釘などにひっかけて固定するためのものです。こうすると釘の側面が長さを計る起点になり、釘やネジからの距離を正確に測定することができます。

Measuring Tape

よく使うアイテムにも色々な工夫が凝らされているのですね。

意外と知らない日常の素朴な疑問の答えがわかるこちらの記事もあわせてご覧ください。

プレビュー画像: © flickr/Aleksi Aaltonen

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