子育て
子供が知らない人に「道を教えて」と言われた時の対処法
子供が大きくなるにつれ、一人で留守番をしたり、ひとりで学童に行く機会が増えてきます。また、夏休み中の今は一人でなくても、子供だけで外出するという機会が増えるのではないでしょうか。
そんな時、近くに保護者や引率の大人がいない子供は犯罪の標的になってしまうことがあり、防犯面でとても心配になりますよね。また、親子で出かけた先でも、元気一杯の子供は少し目を離した隙に、目の届かないところまで移動してしまうことも。

Twitterユーザーで5歳の娘さんがいるというOKAMATIさん(@OKAMATI1)さんは娘さんとのある状況についての会話を紹介。
それは「知らない人に道を聞かれた時の対処法」についてでした。
娘が「知らないおじさんに話しかけられて連れ去られたらどうしよう…」って言うから少し話をした。
— OKAMATI (@OKAMATI1) August 11, 2022
私「知らない人に『道を教えて』とか言われても無視をしていいよ。普通の人は子どもに聞かないからね。例えば、ママね、道に迷ったり困ったりした時に知らない子に聞く?」
娘「聞かない」
私「だよね。聞くなら大人の人に聞くよね?」
— OKAMATI (@OKAMATI1) August 11, 2022
娘「うん」
私「普通の感覚なら大人に聞くの。子どもに聞く人は変な人だから無視していい」
娘「逃げてコンビニへ行く?」
私「そう。スーパーとかコンビニとかお店に入ってレジの人へ『助けてください。知らない人に絡まれてます』って言えばいいよ。
レジにいる人はお店の人だからね。助けてくれるよ」
— OKAMATI (@OKAMATI1) August 11, 2022
娘「うん」
私「お店の人に『お家の人に連絡しようか?』って言われて連絡先がわからなければ、通ってる保育園や小学校の名前を言って『〜組みです。聞いてください』って言えばいいよ。じゃあ、お店の人が連絡してくれるからね」
娘「うん」
私「知らない人が『お菓子買ってあげようか』とか『おもちゃ買ってあげようか』って声をかけた時も逃げていいからね。ママは知らない子にそんなことを言わないでしょ?」
— OKAMATI (@OKAMATI1) August 11, 2022
娘「うん」
私「顔を知ってる近所の人に『お菓子あげようか。お家へおいで』って言われた時も逃げていいよ。ママならね、子どもに
言わないから。絶対に親に確認をするから。物をあげる時も親が心配しないように、まず親に確認をするからね」
— OKAMATI (@OKAMATI1) August 11, 2022
娘「うん」
私「知らない人とかに話しかけられたら『ママやパパなら知らない子にこんなことをするかな?』って考えてね。しないと思ったら逃げたらいい」
娘「うん」
私「それとママとパパは
お友達がいないからね。ママやパパのお友達だと言う人がいても逃げていいからね」
— OKAMATI (@OKAMATI1) August 11, 2022
娘「うん。助けてーって叫ぶ?」
私「それでもいいけどね。親といる時でも子どもが『助けて』って叫ぶ時があるからね。娘も叫んだことあるし。だから、大人はね、子どもが叫んだら隣にいる大人の反応を見て助けるかを
考えるの。もし、娘が叫んでも隣の知らない人が『もう、この子はまたこんな冗談を言って』って笑ってたら大人は助けないかもしれない。だから、逃げてお店に行ってレジの人へ助けを求めて」
— OKAMATI (@OKAMATI1) August 11, 2022
娘「わかった」
こんな話をした。何か伝わったらいいなぁ。
OKAMATIさんは、「知らない人に話しかけられて連れ去られたらどうしよう」という娘さんの不安に対し、身近な大人である自分や夫の行動を例に挙げ、「『ママやパパなら知らない子にこんなことをするかな?』って考えてね。しないと思ったら逃げたらいい」と説明をしたのです。
娘さんは、一番身近な大人である「ママ」や「パパ」の行動がイメージできる説明に、しっかりと納得している様子です。
さらに、よくある「ママやパパの友達だから」という知り合いを装った手口に対しては、敢えて娘さんに「友達がいない」と伝え、そう言って近づいてくる大人は不審者と警戒するように伝えています。
最後に、OKAMATIさんは逃げ方や助けの求め方についても娘さんにしっかり伝授。逃げる時は、ただ助けてと叫ぶだけでなく、お店に入って自分から助けを求めることの大切さを教えています。
このOKAMATIさんと娘さんの会話には、多くの人からもわかりやすい!と反響が寄せられています。
FF外から失礼します!
— miho (@miii___hooo) August 11, 2022
ツイート見かけました!娘さんの心配に「大丈夫だよ〜」で終わらせずきちんとお話をされていて素晴らしいと思いました😌
最近は「お母さんが倒れちゃったよ!病院に連れて行ってあげる!」という手法で動揺させて連れ去る悪人もいるようなので併せてお気をつけください😣💦
ママとパパならこんなことするかな、のところ、勉強になります。
— のち (@gKnOkmEogRtxhhn) August 12, 2022
早速子供と話して見る
大変参考になりました。家族でこの手の話をどう子どもに伝えるべきか考えるきっかけになりました。
— 2人目の自分 (@asdggjkkkrs) August 12, 2022
素晴らしい!「ママはしないでしょ」って伝えるのが解りやすくていいですね。
— ももぱんだ 悪意のRT断固拒否 (@8o4m6Dv1ofoZfTa) August 11, 2022
過去、高学年の子が数年間誘拐された事件で、犯人に名前を呼ばれてついて行ったという事件がありました。子供は名前を呼ばれると「自分の事を知っている人」と認識してしまうそうです。併せてご注意下さい。
知らない人について行ってはダメとよく言われますが、まだ色々なことを理解するのが難しい子供は、知らない人についていくことは、ただ漠然と「ダメなこと」として捉えているのではないでしょうか。
しかし、OKAMATIさん親子の会話のように、子供に不審者に警戒する理由をしっかりと納得してもらうことで、より一層子供たちの中にしっかりと防犯意識を芽生えさせることができそうです。
まだしばらく続く夏休み。小さなお子さんがいる家庭では、防犯について、ぜひ話し合ってみてください。
防犯対策については以下の記事も併せてご覧ください。
プレビュー画像: ©︎flickr/Maarten Heerlien
