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もやしとレモンで夏バテに負けない体づくり

暑さの厳しい夏は疲労がとくに溜まりやすい季節。夏バテをしないためにも睡眠をしっかり取って体力を維持したいところですが、熱帯夜で寝れないこともしばしばありますよね。

以前に疲労をもたらす夏の寝不足解消にエアコンを利用した快眠のコツを紹介しましたが、今回は夏の疲労回復、夏バテ予防にぴったりな食材とその食べ方を紹介いたします。

その食材とはもやし。もやしと聞くと安価であまり栄養がないようなイメージですが、もやしは実は栄養豊富な食材なんです。

もやしは、豆から発芽する際にビタミンCやアスパラギン酸など、発芽前には持っていなかった栄養素を生み出します。このアスパラギン酸は、アスパラガスに多く含まれることで知られているアミノ酸の一種で、疲れのもとになる乳酸をエネルギーに変える疲労回復の働きを持っています。また、そのほかにも利尿作用を持ち、毒性のアンモニアを体の外に出す効果や、新陳代謝を活発にしてくれる効果を持っています。

このように疲労回復効果が期待できるもやしですが、さらにレモンと合わせることでその効果をさらにアップさせることができるそうです。

レモンに含まれるクエン酸は、体内で食べたものを分解してエネルギー生産するクエン酸回路というシステムを活性化させる働きを持っており、疲労のもとである乳酸も分解します。もやしに含まれるアスパラギン酸は、それだけでもスタミナドリンクの成分になるほどですが、クエン酸の働きもサポートするため、この2つを併せることでダブルの疲労回復効果を期待することができます。

疲労の元となる乳酸は、大量に蓄積されると体の冷えや頭痛を引き起こしてしまうことも。もやしをレモン汁で和えたもやしレモンを食べれば疲れにくい体づくりに役立ちます。もやしレモンの作り方は以下の通りです。

<もやしレモンの作り方>

材料:4人分
– もやし 1袋(200g)
– レモン汁 大さじ2
– 砂糖 小さじ2
– 塩小さじ 1/3

作り方:
1. もやしにレモンの果汁を少しだけ入れてもやしの臭みを消えやすくします。
2. もやしをレンジで加熱します。(500Wで2分30秒。時間はお使いのレンジのW数で調整してください)
3. 加熱したもやしをざるに上げて水気を切ります。
4. 粗熱がとれたところで、残りのレモン汁、塩、砂糖を入れて完成です。日持ちは冷蔵庫で3日ほど。

また、もやしは緑豆もやしが一番身近ですが、大豆もやしにするとさらに嬉しい効果が。大豆もやしには、GABAや大豆イソフラボンに食物繊維、またミネラルを含んだスーパーフード。緑豆もやしだけでも十分ですが、大豆もやしはその2〜3倍もの栄養素を含んでいるそうです。

中でもGABAには、交感神経の働きを抑え副交感神経を優位にしてくれる働きがあり、そのリラックス効果からストレスを和らげたり安眠に良いとされています。夏の暑さでストレスも疲れもマックスの時はもやしレモンが強い味方ですが、そんな時は大豆もやしを使うとさらに良さそうです。

お財布にも優しく、体にも嬉しい効果がたくさんあるもやしレモンで夏の暑さに負けない体づくりをしていきたいですね。また、もやしの効果的な保存方法もぜひ併せてご覧ください。

プレビュー画像:©︎Pinterest/るみ子 伊藤 

もやしとレモンで夏バテに負けない体づくり