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暑い夏を乗り切る|ペットの暑さ対策

暑い夏は人間だけでなく、家にいるペットたちも熱中症へリスクが高まると言われています。

人間は汗をかくことで体温調整をしますが、犬や猫、モルモットやハムスターといった動物たちはそうではありません。そのため、夏は特にペットたちが十分な水分補給ができるような工夫が必要です。この記事では、ペットたちが暑い夏を乗り切るための暑さ対策をご紹介します。

暑い夏を乗り切るペットの暑さ対策

犬の場合

犬は汗をかかないと思われていますが、実は汗をかいています。だた、汗をかく場所は肉球の指球の間のみで、汗をかく量はごくわずか。そのため、暑い日は、別の方法で犬の体温を下げてあげる工夫が必要となります。

おもちゃを凍らす

愛犬のお気に入りのおもちゃを水の入ったタッパーなどに入れて凍らします。こうすれば、氷の中のおもちゃを取り出そうと、一生懸命氷を舐めたり、ガリガリしたりしてくれ、遊びながら水分補給をしてくれます。

犬用アイス

ペットフード専門店などで売られている犬用アイスも、暑い日のお助けアイテムとなります。また、犬用アイスは手作りすることもできます。一晩水切りをした無糖ヨーグルトに、レンチンして柔らかくした冷凍いちごを混ぜて2、3時間冷凍させれば、犬用アイスの出来上がりです。

※絶対に人間用アイスをあげないようにしてください。また、無糖ヨーグルトに混ぜるフルーツは、犬が食べてよいものかどうか予め調べるようにしてください。

ginger ice cream

水浴びでクールダウン

犬は水遊びが大好き。子供用のビニールプールなどを使えば、庭先、ベランダ、テラスなどで犬を水浴びさせることができます。また、シャツやタオルを水で濡らし、犬の体に置いてあげるのも、クールダウンにおすすめです。

first attempt to swim

猫の場合

猫は犬よりも暑さに強いと言われますが、やはり熱中症になる可能性があります。夏の暑い日に、猫がいつもに増して熱心に毛繕いをしている姿を目にしたことがありませんか?猫は唾液で皮毛を湿らせることによって、体温を下げています。また、夏の風物詩とも言える廊下や床にペッタリと「落ちている猫」ですが、これもまた余計な動きを極力避け体力を温存するためです。

lounging

皮毛のお手入れ

長毛種や毛量の多い猫は特に暑さに弱いと言われています。猫の皮毛は体温調節の役割があるため、夏は暑さを軽減するために被毛が抜けていきます。毎日のブラッシングは、猫の余計な毛を取り除き、体温調整をスムーズにします。

涼しい場所を確保

夏の暑い日、飼い猫が家のタイル地の玄関の床や、日中のお風呂場などの涼しい場所にいることがあります。このような場所は猫にとって家の中でお気に入りの避暑地であるため、夏場はできるだけ、こういった場所への行き来が自由にできるようにしておきます。

Stan

夏場は、水分補給もできるウェットフードがおすすめです。ただ、食べ残した場合は、痛んでしまったり、ハエが止まり卵を産んでしまう可能性もあるため、そう言ったフードを猫が食べてしまわないように、食べた後にすぐ処理をします。

ハムスターなどげっ歯類

モルモットやハムスターなどのげっ歯類の動物たちもまた、暑い日には飼い主さんたちの暑さ対策が必要となります。

Guinea pigs Stanley and Theodore snacking

ゲージ内をクールダウン

ハムスターたちが暑い日でもゲージで快適に過ごせるように、氷を2〜3個タオルで包み、ゲージに置いておきます。これでゲージ内の空気が涼しくなります。

注意:暑いからと行って、扇風機などの風が直接当たる場所にゲージを置かないようにします。直接風が当たると、風邪をひいてしまったり、目の粘膜の炎症を起こす可能性があります。

ひんやり寝床を準備

ゲージ全体をクールダウンする方法のほかに、陶器の器を使ったひんやりとした寝床を作ってあげるという方法もあります。小さな陶器の器を冷凍庫に入れて冷やしたら、ゲージに入れて完成です。

暑い夏は人間だけでなく、ペットたちにとっても過ごしにくい季節。熱中症を避けるため、冷房で室温調整をしている家がほとんどかと思いますが、今回紹介した方法もぜひ取り入れてみてください。

以前紹介した犬の食べ物に関する記事もおすすめです。

出典: woman-at.work
プレビュー画像: ©Flickr/Robert Couse-Baker ©Pinterest/The Gnarly Whale