Lifehacks
道路脇で 白杖を掲げた視覚障がい者を見かけた。後からその意味を知って 申し訳ない気持ちになった。
Twitterユーザーのbigdaddy(@bigdadd35311532)さんが投稿したツイートが、大きな注目を集めています。投稿の内容はbigdaddyさんが神奈川県藤沢駅近くで目撃した視覚障がいをもつ方に関するもので、「こういうのをNHKや公共CMで流すべき!」「知らなかった。気をつけます」といったコメントが現在も多数寄せられています。
それではまず、bigdaddyさんの投稿をご覧ください。
今日、藤沢駅周辺で
杖を垂直に掲げていた人が
いました。
たまたま自分は
SOSのサインと
知っていたので
駅まで誘導出来ました。駅周辺の放置自転車が邪魔で
点字プレートが
塞がれていました。
あの炎天下で
ずっと立っていたと思うと
早く気づいてあげれなくて
申し訳ない
気持ちになりました。 pic.twitter.com/PTx0kNtohN— ⛩bigdaddy⛩ (@bigdadd35311532) August 5, 2019
「今日、藤沢駅周辺で
杖を垂直に掲げていた人が
いました。
たまたま自分は
SOSのサインと
知っていたので
駅まで誘導出来ました。
駅周辺の放置自転車が邪魔で
点字プレートが
塞がれていました。
あの炎天下で
ずっと立っていたと思うと
早く気づいてあげれなくて
申し訳ない
気持ちになりました。」
Bigdaddyさんが目にしたのは、白杖を垂直に掲げて助けを求めている視覚障がい者の方でした。駅周辺に放置された自転車が点字プレートを塞いでしまい、道に迷ってしまっていたのです。「白杖SOS」とは視覚障がい者が歩行中、迷子になったり、周りの人の助けを必要とする時に示す「SOSサイン」のことで、1977年に福岡県盲人協会によって考案され、日本盲人界連合が周知を進めている視覚障がい者の意思表示手段のひとつです。
2015年には岐阜市によって普及啓発のための「白杖SOSシグナル」マークが制作され、内閣府のホームページでも「ヘルプマーク 」や「ハート・プラス・マーク」と並んで紹介されていますが、残念ながら一部の人たちからしか認知されておらず、投稿主さんの様にそれをすぐにSOSサインだと理解して助けてくれる人はまだ少数派というのが現実です。
一方、この「白杖SOS」には、当事者側から「地面から杖を離すのが怖い」や「このサインをださないと誰も助けてくれなくなってしまう」といった懸念があるのまた事実です。こちらの記事では、視覚障害者の方が嬉しいと感じた瞬間集をご紹介しています。また、盲導犬と一緒の視覚障害者の方には信号待ちで声をかけてあげることが助けになるなど、こちらからできることはたくさんあるようです。
プレビュー画像:©︎Facebook/札幌白石ライオンズクラブ, ©︎Twitter/@bigdadd35311532
