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焼く前のひと手間|ステーキ肉がジューシーで柔らかくなる方法

日頃の自炊では野菜多めのヘルシーなメニューを心がけつつも、たまにがっつり食べたくなるステーキ。レストランに行ってもいいですが、家で美味しく焼いて食べることができたら、もっと気軽にステーキを楽しめますよね。でも案外ステーキを上手に焼くのって難しいと思いませんか?

スーパーで安価に買った肉の場合は、美味しそうに焼けていても、いざ食べて見たら硬くて食べにくかったり…。でもそんなステーキ肉ですが、ある一手間をかけることで柔らかく焼き上げることができるというのです。

それが、焼く前に肉を50度のお湯で湯煎するという方法。

肉は冷蔵庫から出した低い温度の状態だと、繊維がつながったままなので硬くなっています。そのまま熱したフライパンで焼KUと、急激な温度変化によって肉汁が外に溢れ出てしまいます。これが肉がパサパサで硬くなってしまう理由です。

湯煎をして温めることで肉の温度が牛が生きていたときの体温の状態まで上がり、冷えてつながったまま肉の繊維がほぐれ柔らかくなるのだそう。またこうすることで、急激な温度変化を防ぎ、焼いた時に細胞の繊維が縮みにくく水分の流出を防いで、ジューシーな仕上がりのステーキにすることができます。

ステーキ肉の湯煎の方法は以下の通り。

1. フライパンに水を入れ熱し沸騰したら、同量の水を入れ温度を50度にします。

2. そこにキッチンペーパーを敷き入れ、肉を入れた時に直接フライパンの熱が伝わるのを防ぎます。

3. 肉をジップロックに入れ、できるだけ密閉した状態でフライパンに入れ湯煎します。

4. 両面合わせて5分程度湯煎をして肉がさくら色に変わったら、湯煎から取り出します。

5. 湯煎した肉をフライパンに乗せ、アルミホイルを軽くくしゃくしゃにしてから肉の上に被せて焼きます。アルミホイルを被せることで、熱が肉全体に均等に伝わります。肉の表面に焼き色がついたらフライパンから取り出し、そのまま2~3分ほどおいて余熱で更に火を通して完成です。

こうして焼き上げたステーキは繊維が硬くなっていないため柔らかく、美味しさもアップします。

自宅で食べるステーキの味わいをアップさせる一手間。この方法なら、低温調理機や鉄フライパンなどといった、特別な道具を使わずに美味しく調理できるので、ぜひ試してみて下さい。

注意:湯煎で下ごしらえをした肉はすぐに焼いて食べるようにしてください。下ごしらえをして、そのまま時間をおいてしまうと雑菌がどんどん繁殖し食中毒の原因となってしまいます。

この他にも、肉の冷凍保存におすすめの方法や冷凍肉の時短解凍方法は以下の記事で紹介しています。

プレビュー画像:©︎Pinterest/Sakai