その他の豆知識
今ではほとんど見かけない|昭和・平成時代の学校の懐かしいモノたち
時代の流れとともに、変化していく社会。昔は当たり前だったものが、いつも間にか現代では使われなくなり、消えていたなんてことがありますよね。また携帯電話からスマホのように技術の進化によって、驚くほど進化を遂げたものも。
そんな時代変遷を感じるのは学校でも同じ。昭和・昭和時代に当たり前のように学校生活に登場していたモノたちも、令和時代の子供たちにとっては、ハテナしか浮かばないモノだったり、化石のような存在になっているようです。そこで今回は、絶滅済み、または絶滅危惧種な物たちをご紹介します。
1. プール前の一大イベント「腰洗い槽」
プール前に必ず通らねばならに道とも言える「腰洗い槽」。やけに冷たく、塩素臭の漂う水は、異様な雰囲気さえ漂わせていました。腰まで浸かり、ブルブル震えながら、いち、にい、さん…と数えたという人もいるのでは。
現在では、ろ過装置を完備する学校のプールは95%を超えているため、腰洗い槽は姿を消しています。
2. プールの定番「洗眼器」
腰洗い槽とともに、姿を消したのが独特の形をした洗眼器。
水道水で長く目を洗うと目の粘膜を保護する成分が洗い流され、角膜を傷つける恐れがあるという考えが浸透し、姿を消すことに。
そんなこととはつゆ知らず、蛇口を捻って、目にビューッ!と直撃させて遊んでいた子供も多く、今考えると、何ともワイルドな時代でした。
3.泡立ち抜群「ネットに入った石鹸」
ネットに入れると泡立ちがいいことから、このスタイルが定番でした。みかんの入ったネットをこのために取っておいたのが懐かしいですね。
4. OHP(オーバーヘッドプロジェクター)
スクリーンに映し出す時、先生がサイズ調整に苦労してなかなか見れなかった…なんてこともしばしば。
5. すぐ破れた「ワラ半紙」
学校プリントやお便りに定番で使われていた懐かしさいっぱいのワラ半紙。独特な匂いもしました。デジタル化が進んだ最近ではめっきり姿を消してしまったそうです。
今の学校ってプリントにザラ半紙(わら半紙)使ってないんだ。ボールペンで書くとインク染みてイラッとしたなぁw pic.twitter.com/iS0KPrLSyN
— はーさん@ドゥカティ🇮🇹SF848 (@DukeSf848) July 29, 2022
6. 昭和時代の定番学生バッグ「マジソンバッグ」
正式名称をマジソン・スクエア・ガーデンバッグといい、60年代後半から70年代にかけて一世を風靡し、アメリカ文化へのあこがれの象徴とも言われた学生カバン。
昭和後期から平成時代に学生時代を過ごした人にとっては、いささか「ダサい」思い出のあるバッグでもあります。
7. 黒板消しクリーナーとチョーク
昔はお馴染みだったチョークと黒板、そして黒板消しクリーナーは、絶滅危惧種になりつつあるそう。
日直の日は、チョークの粉まみれになりながら、黒板を消してクリーナーにかけていましたね。最近では、マーカーなどで書くホワイトボードや、電子黒板やタブレット端末に変わっているそうです。
8.つくづく疑問だった「座高測定器」
身体測定の時に、ドキドキしながら順番を待ったのが座高測定器。何の意味があるのか不明のまま大人になった人々が大半だったのでは。
#最近の若者が知らなそうな事を言ってみる
— 株式会社 スグル (@kingsuguru96) November 11, 2021
座高測定器 pic.twitter.com/TQLNcdpmlN
そして戦前から続いていた座高測定器は、2014年「意味がない」という、誰もが「おいっ!」と突っ込みたくなるような理由で廃止されたそうです。
9. 実験気分が盛り上がった「アルコールランプ」
授業で火を使うなんて…とちょっとワクワクしたアルコールランプ。しかし倒れやすく、使用されているメタノールが空気中の酸素と混ざると、よく燃える性質を持っていることから、実は小学生が使うには、危険度の高いものだったようです。そんな危険なら、もっとはよ言ってくれよ…。
#子供の頃好きだった実験
— 眠眠打破【公式】 (@minminTV) June 21, 2019
アルコールランプでべっこう飴を作った思い出。
最近はアルコールランプ自体が学校の授業から消えつつあると聞いて驚きました。 pic.twitter.com/caBiojrF5Q
現在は、実験用にカセットコンロのミニタイプのようなものが使われているそうです。
昨日の実験前の様子です
— 理科実験おたすけ隊 (@otasukerikabox) February 23, 2021
スタンド、コンロ、ビーカー、袋付きの逆さ漏斗のセットが12卓分
子どもたちは火をつけて水と袋の様子を観察する10分弱の理科室滞在でしたが「実験、面白い!」と喜んでくれました。 pic.twitter.com/3goY0Ai0fs
10.ゴミ出し当番の思い出「焼却炉」
2000年にダイオキシン類対策特別措置法が施行されて以来、焼却炉の使用は禁止されました。
学校には普通に焼却炉があった
— じぇい (@_Calcifer_chan) October 9, 2021
#最近の若者が知らなそうな事を言ってみる pic.twitter.com/goVtpezUg4
11. 名札
学校に行く時に必須だった名札。名札の色で学年がわかったりもしましたよね。最近では、防犯上学校に置きっぱなしにしたり、通学時は裏返して名前が見えないようにする措置が取られているそうです。
12. 嫌な思い出しかない「蟯虫検査」
肛門にセロハンテープを貼るあの蟯虫検査。これが学校で配布された日には「いよいよ来たか…」と身構えた人もいるのでは。
しかし、衛生環境が改善され感染率が激減したことから2015年限りで廃止されたそうです。先人たちの努力あっての蟯虫検査から晴れて解放、昭和・平成の小中学生に感謝!
おまけ
絶滅せず頑張っているモノ:算数セット
見た目は少しずつ変わりつつも、算数セットは健在なんだそうです。(記名や名前シール貼り地獄も同時に健在)
さて、今日はこれから算数セットのシール貼りだっ😇懐かしい🤣 pic.twitter.com/Z32NNLt6qm
— コテツ家長男 (@TKDTooooChan) March 6, 2022
時代の流れとともに淘汰された昭和・平成の学校見かけた光景。改めて見ると、懐かしさやら意味不明っぷりに、思わずふふっと笑ってしまいますね。
昭和・平成の懐かしグッズはこちらでも紹介しています。