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Lifehacks

自律神経のバランスを整え心と体の不調を整える2つのツボ

朝夕の寒暖差に加え、気圧の変動が激しいと言われる春は自律神経のバランスが崩れやすく、体調不良になりやすい季節。また、雨が続くことも多いため春は低気圧による頭痛を感じやすいという方もいるのではないでしょうか。

暑い場所では汗をかき、体内の熱を発散させるように私たちの体はもともと外からの環境によるストレスには、自律神経が働き機能するようになっています。しかし、空調が効いた現代の便利な暮らしや、忙しさゆえにリズムが崩れたストレスの多い生活などにより、自律神経が整いにくくなっていると言われています。その結果、季節の変わり目に体調を崩しやすくなっているのです。

そこで今回は、自律神経を整え体に起こる頭痛や倦怠感といった春の不調を改善する2つのツボをご紹介します。体調が悪くなった時はもちろん、あらかじめ刺激をしておくことで不快症状が起こることを回避することができます。

それでは、ツボとツボ押しの方法を説明します。

<自律神経を整えるツボ>

①内関(ないかん)

手首を曲げたときにできるシワから、指3本分のところにあるツボです。

内関の大きな働きは、自律神経の働きを整えること。ストレスや緊張感で症状が増悪するものに有効とされ、気圧の変化による頭痛に効果があると言われています。他にもイライラした気持ちや憂鬱な気持ちを落ち着け、精神を安定させる効果が。またその名前に「内」という字が使われているように内蔵とも深く関係するツボで、平衡感覚を正常にする作用があり乗り物酔いや胃や喉の痛みの軽減・胃の不快感・二日酔いを軽減する効果も期待できると言われています。また、吐き気を抑える効果があるため妊婦さんのつわりの軽減にも効果があるそうです。

効果的なツボ刺激の方法:
親指の平を使って3秒かけてゆっくり押し、3秒かけてゆっくり戻します。痛気持ちいくらいの強さで3回〜5回繰り返します。

また頭痛や吐き気などの症状がひどいときは、内関のツボに米粒を置き上から絆創膏やサージカルテープで固定することもおすすめです。
こうすることでじんわりと長時間かけてツボを刺激することができます。半日から1日そのままにしておけたるめ、睡眠時、または仕事や学校に行きながらツボ刺激の効果を得ることができます。子供が乗り物酔いしやすいという時は、この方法を試してみるといいかもしれません。

②労宮(ろうきゅう)
手のひらの真ん中、中指と人差し指の骨の間に位置するツボです。こぶしを軽く握った時に薬指の指先が当たる所にあります。

労宮の名前の由来は諸説ありますが、一説によると心苦労の集まる中心という意味と言われており、心労が重なるとこのツボに症状があらわれると言われています。心とつながっていると言われるこのツボには、高ぶった神経を抑えて、自律神経を整え体の緊張を緩める働きがあると言われています。具体的には、ストレスによるイライラ、不眠、体の倦怠感などに効果があります。あた、上半身の血行を改善してくれるので、首や肩のこりにも効果的です。

効果的なツボ刺激の方法:
こちらも内関のツボと同様に親指の平を使って3秒かけてゆっくり押し、3秒かけてゆっくり戻します。痛着持ちいくらいの強さで3回〜5回繰り返します。また、ゴルフボールを両手で挟んで、両手の労宮をほぐしていくのも気持ちがいいのでおすすめです。

変わりやすい天気だけでなく新年度が始まる春は、学校の卒入学や転職、また社内での異動など生活に変化も多く、思っている以上に心にも負担がかかりやすい季節です。今回紹介した2つのツボは、手首、手のひらと体の中でも押しやすい場所にあるので気がついた時に刺激をして体の緊張をほぐしていきたいですね。

この他にも体のツボに関する記事は以下で紹介しています。

プレビュー画像:©︎Twitter/tk_krsm