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美容

お尻ニキビの対処と予防のコツ

汗をかく夏は蒸れやすく、あせもやニキビなどができやすい季節です。特に、厄介なのがお尻にできるニキビ。できてしまうと、下着が当たって痛かったりニキビ跡が黒ずんでしまったりと、気にあることがたくさんありますが、日頃からのケアで撃退・予防することができます。

この記事では、お尻ニキビの対処と予防についてご紹介します。

下着のラインに沿ってできたり、太ももの付け根によくできるお尻ニキビ。炎症を起こして悪化してしまと、服との摩擦で痛みが生じてしまうことも。

お尻ニキビ
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お尻ニキビの最もよくある原因5つ

毛穴に皮脂が詰まりアクネ菌が繁殖してできるニキビは、皮脂腺のある場所にでき、特に顔や背中にできやすいと言われています。しかし、お尻は他の体の部位と比べて皮脂腺が発達しておらず、原因は皮脂腺のよるものではなく、外からの刺激によるものと言われています。お尻ニキビの原因となりうる5つのポイントをご紹介します。

  • キツい下着:キツい下着を身につけていると、とくに縫い目の部分が肌と摩擦を起こします。摩擦によって、擦れたりして刺激を受けた肌にはバクテリアが毛穴に入りやすく、下着のラインに沿ってニキビが発生します。
  • 衣服の素材:衣服の素材によっては皮膚の呼吸を妨げるものもあります。皮膚呼吸ができないと汗をかいた時に蒸れて細菌の活動が活発に。汗をかいて毛穴が開いている状態も相まって、細菌が入り込みやすくニキビができやすくなってしまいます。そのため、下着はコットンなどの天然素材のものがおすすめです。
  • 肌の乾燥:お尻ニキビはお尻周辺の肌が蒸れてできるだけでなく、乾燥によっても発生すると言われています。肌が乾燥気味という場合は、入浴後にしっかりとお尻も保湿するようにしてください。肌を保湿しておくと、肌細胞の再生機能が高まります。
  • スポーツウェア:スポーツウェアの中でも、特に洗濯機に入れてガンガン洗えない合成繊維製の水着はしっかりと洗って清潔を保っておく必要があります。
  • 自己判断でケアしがち:お尻にニキビなんて恥ずかしいと思っていませんか?羞恥心から、自己流でケアをして悪化させている可能性もあります。お尻ニキビに悩んでいる場合は、皮膚科に相談をするようにしてください。
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お尻ニキビへの対処法

お尻ニキビも顔や背中にできるニキビと同様、潰すのは厳禁。早く治したい、気になるからと潰してしまうと、炎症のリスクが高まるだけでなく、座ったり衣服が擦れた時に痛みが走るようになってしまいます。お尻ニキビが気になるときは、下着や衣類はコットンや麻の天然素材のものを着用し、正しい肌ケアをするようにします。

お尻ニキビの基本的なケアは、ピーリングクレンジング、保湿クリームや抗炎症効果のある軟膏による鎮静と保湿です。

ニキビを予防するお尻ケア

  1. 入浴時に、ピーリングクレンジングを使い優しくお尻をマッサージするように洗います。
  2. 入浴後は、栄養たっぷりのクリームでお尻の肌をしっかりと保湿します。あまりこっくりとしたクリームは逆効果になる可能性があります。
  3. お尻にできているニキビには、抗炎症作用のあるローションや軟膏を塗ります。炎症作用により、細菌の活動が抑えられるだけでなく、ニキビによる痛みも減っていきます。

抗炎症作用のあるローションや軟膏がない場合は、カモミールティや緑茶といったティーバッグ、またココナッツオイル(敏感肌の場合は使用は避けてください)で代用することができます。

高温多湿で蒸れやすいこの季節、お尻のケアもしっかりとしていきたいですね。ボディケアに関する記事はこちらでも紹介しています。

注意:お尻のブツブツの中には、ニキビと間違えやすいマラセチア毛包炎という症状もあります。この場合は自然治癒しないため、気になる場合は皮膚科医の診察を受けることをおすすめします。

出典: utopia
プレビュー画像: ©Pixabay (bearbeitet)