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キッチンペーパーで拭いてはいけない8つのモノ
キッチンペーパーは掃除、油切り、お肉の解凍、野菜の保存など、色々な場面で活躍するので、キッチンに常備している方も多いのではないでしょうか。
キッチンペーパー(ペーパータオル)は、木材パルプ(リサイクルキッチンペーパーの場合は古紙のパルプ)に、ある種の化学物質を加えて、紙がすぐに溶けないようにしたものです。吸水性が高く丈夫なうえに、掃除の後はすぐに捨てられて楽。人気があるのも不思議ではありません。
しかし、万能に見えるキッチンペーパーには、不向きな用途や使ってはいけないモノがあるので注意が必要です。また、記事の後半では、キッチンペーパーのデメリットについてもご紹介します。
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キッチンペーパーで傷がつくもの
キッチンペーパーは繊維が硬くしっかりしているため、デリケートな表面に傷をつけてしまうことがあります。主に以下の5つの掃除には使用しないほうがいいでしょう。
1. 貴金属
銀などの貴金属をキッチンペーパーで拭くと細かい傷がついてしまいます。
2. メガネ
眼鏡のレンズもデリケート。キッチンペーパーで拭くと表面に傷をつけてしまうことがあります。正しいメガネのクリーニング方法でメガネも長持ち。
3. カメラのレンズ
カメラのレンズはキッチンペーパーではなく、柔らかい布で拭きましょう。
4. ディスプレイ
ディスプレイ全般(テレビ、スマートフォン、タブレット)もキッチンペーパーはNGです。ディスプレイ用のクリーニングクロスを使いましょう。
その他のキッチンペーパーが使えないもの
キッチンペーパーが性質上、あるいは強度的に不向きなものもあります。
5. オイルフィニッシュの木製品
キッチンペーパーはコーティングされたオイルを同時に取り除いてしまうので不向きです。
6. 包丁やナイフ
キッチンペーパーが破れて怪我のリスクが高まるため、包丁やナイフの掃除は危険です。
7. カーペット
カーペットにこぼしたものをキッチンペーパーで拭こうとすると、キッチンペーパーが細かく破れてボロボロになり、余計に手間がかかってしまいます。
8. トイレ
キッチンペーパーはトイレットペーパーの代わりにはなりません。トイレや下水ポンプに詰まってしまうため、トイレで使用するのは絶対にやめましょう。
キッチンペーパーのデメリット
便利なキッチンペーパーですが、無造作に使うことに反対する声も増えています。製造に非常に多くの資源が必要であること(キッチンペーパー100gを作るには木材パルプ200gが必要)、リサイクルやリユースができず、ゴミにするしかないことなどが理由です。
「紙だからエコ」と思いがちですが、森の木々を使って製造される紙製品を無駄遣いすることは森林破壊やゴミ問題につながることを忘れるべきではありません。
キッチンペーパーの代用品
では、キッチンペーパーの代わりに何を使えばいいのでしょうか。掃除ではティータオルやスポンジクロス、雑巾などで代用できます。他にも、油のついたフライパンや鍋を拭くのは新聞紙で代用できます。また、成長の早い竹のパルプでできた繰り返し使えるペーパータオルなども販売されています。
とても便利で快適なキッチンペーパーですが、表面に傷がつくものには使わないように注意しましょう。また、できる限り使用量を減らすことが森を守ることにつながります。持続可能な生活のために買うのをやめたい8つの製品についてもご覧ください。
プレビュー画像: ©Media Partisans ©Flickr/EvelynGiggles